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先手をうつ在宅医療

2021年07月29日  

昨日も暑かったですねー。
広島市中区は今日はちょっとだけ気温がさがる予報ですが、
そのあとは、33-34℃が続く予報です。
引き続き暑さ対策お願いいたします。
熱中症で何人も点滴したり、あるいは入院したりという状況になっています。

 

さて、
当方はオリンピックのテレビ放送、テレビニュースなど 見ておりません。
往診・訪問診療の患者さんのお宅で、テレビがついている場合は オリンピックばかりですので
そこでチラッと見る、という程度です。
コロナの状況が切迫してきており、オリンピックどころではない。

東京のコロナ患者発生数が3000名を超えました。
関東圏では神奈川、埼玉、千葉、茨城でも最多を更新。
つまり 関東圏はほぼ全部 一度にそろって やられてきます。
一度に多くの患者が発生すれば 医療崩壊になるのです。

これは「コロナという災害」ととらえて、災害医療の考え方を適用したほうがいいと思っています。
災害医療では、「被害のないエリアに患者を移送すること」で 患者に必要な医療を届けることが期待できます。
たとえば
阪神淡路大震災のときは、停電・断水・建物崩壊で医療壊滅している神戸の ほんの近くの大阪市内では
ふだんと全く変わらない日常生活が続けられていたのです。
重症患者を 隣県に移送すれば 治療を受けることが出来た(かもしれない)、というわけです。

関東圏が医療崩壊するならば
東海・中部地方に患者を移送するのはどうか。
さらには 大阪圏に移送するのはどうか。
そのためには大阪圏の医療体制に余裕を持たせねばなりません。
大阪圏の患者を岡山・広島が引き受けて、大阪のベッドを空ける。
そういう施策が必要になるのではないか、と思っています。

広島に患者を引き受けるためには、広島の病院のベッドを空けねばならない。
そのためには広島エリアでの「感染予防対策を徹底する」ことは当然として
入院患者を在宅に帰す、入院ではなく在宅医療で診る、というシステムを動かすしかないのではないか。

広島エリアが医療崩壊してから在宅医療システムを動かすのではなく、
東京エリアが医療崩壊するよりも前に先手を打って 広島の在宅医療システムを動かす必要があるのではないか。
ということなんですが、
これはきわめて政治的なマターだと思います。
(現場の医師の判断で出来ることではない、という意味において)

 

いただきものです。
自分では買わないので、もらうと うれしいものです。
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