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本日はひろしま平和マラソン

2011年11月3日  

いい天気になるという予報です。
あまり暑くなりすぎなければいいですね。
日差しが強い時は、日焼け防止も忘れずに。
なにしろ開会式から抽選会終了まで、というと
4時間くらい屋外にいることになりますから。

本日のお勉強は吸入ステロイドによる早期治療介入について

東広島市 次郎丸
http://www.pressnet.co.jp/hkg/jiromaru/
庭もきれい
P1010343.JPG
★インフルエンザ情報
10月24日~10月30日)、広島市内の基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果では、
A型陽性が5人出ています。B型は0です。
おそらくA香港型(H3)でしょう。

本日のお勉強

吸入ステロイドによる早期治療介入のエビデンス
アレルギー 2011年7月号
東京女子医科大学第1内科 玉置 淳 先生
要点
成人喘息の早期治療介入の効果が認められる抗アレルギー薬は
Th2サイトカイン阻害薬(IPD(R))のみ。
気道リモデリングの予防効果も示した。
吸入ステロイドについては
導入時期が遅れると、それ以前に治療を開始した場合ほどの効果が得られなくなる。
最初から5年間継続して吸入ステロイドを使用した早期介入群では、
3年遅れて開始した群に比べて
5年目時点での薬剤使用量は有意に少ない。
最初の3年間に吸入ステロイド治療をおこなうと
重症発作の頻度が低下する。
***

ステロイド、と聞くと
今でも拒否反応をおこす人が時々います。
ステロイドは悪魔の薬だ、というキャンペーンが張られたことが
あるからです。
でも、
吸入ステロイドは内服に比べ
副作用は格段に少ないです。
よほど大量使用しない限りは全身性副作用は考えなくてよいです。

吸入ステロイドを喘息発病の早期から継続使用したほうが
重症化が防げることが明らかになってきています。
喘息と診断されたら、早期から使用していきましょう。

内服薬の抗アレルギー薬としては
IPDのみが早期介入に有効であるとされています。
ロイコトリエン拮抗薬は有効率も高く、よく使われますが
IPDはちょっと特殊なタイプの抗アレルギー薬ですので
アレルギー専門医にて処方してもらいましょう。
どちらの抗アレルギー薬を選択するか、というのは
きわめて高度な専門的判断になります。

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