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芸術も滅びるしかないのか

2020年11月27日  

寒いですね。
空も少し霞んでいます。
本日はPM2.5「多い」予報です。
呼吸器疾患やアレルギーのある方は、用心しましょう。
目が弱い方はゴーグルがいいかも、です。

 

寒さに対して。
使い捨てほかほかカイロは指先の冷たさに、かなり有効です。
あとは、腰をどうするか、です。
腰が冷えると、あとになって痛みやだるさが出てきて、活動度が非常に落ちますので。
腰にほかほかカイロを貼る、というのがいいですかね。

 

新型コロナですが。
重症になると、たとえば人工呼吸器をつけたりすると、
看護の度合いが非常に高くなります。
ところが
現在のコロナ用病床とか、重症用病床というのは、「通常の入院患者」を想定しているとしか思えません。
ベッドがあっても、それを稼働するには これまで以上のマンパワーが必要となるのです。
そこは考慮されておりません。
ですので
政府や自治体発表での病床占有率とか、重症患者数、というのだけでは 医療崩壊の理由が理解できないでしょう。
まだ余裕あるんじゃないの? と思ってしまうでしょうから。

現場はひっ迫してきています。
コロナ病床を動かすにも人の配置が必要だが、それは出来ていない。
重症患者が増えれば、さらに手厚い人の手配が必要となるが、それが困難になる。
そうなると、一般の入院を受けることも出来なくなる、ということなんです。

 

さて、
当方は、医師同士の集まりとか 医師だけの懇親会・飲み会よりも、他の職種の方とお話するのを 楽しみにしています。
大半の医師は、休みには医師同士でゴルフやテニスをする・飲みに行くのが楽しい、のでしょうが、
当方は医師同士の会合には あまり価値を見出していないんですよねー。
何に価値を置くか、という話なので、他の医師に強制も強要もしませんけれど。

先日、陶芸家の方とお話する機会がありました。
土や、釉薬(うわぐすり)などが 作品の出来具合を決めてきます。
いかに才能があり、努力を積み重ねることが出来たとしても、
よい材料が手に入らなくなれば いい作品は出来なくなるのです。

釉薬には、灰が用いられます。
この灰作りにも、名人芸が必要なんですって。
ところが、御多分にもれず
もともと細々とした稼業なのに、高齢化もあり、コロナの影響がトドメになり、
いい灰を作れる人が廃業し、もう すぐれた水準の灰が手に入らなくなった、そうなんです。

その陶芸家の方がおっしゃるには。
私が生きているうちに使用する分は 確保できている。
しかし、次の世代の人には、もう いいものは手に入らない。
いくらがんばっても、もう先人を超える作品は作れない、ということなんですよ、と。

日本は効率化を求めすぎたのではないだろうか、と思いました。
里山で木を伐り灰を作る、という人が 豊かに生活できる社会でなければ いけないのではないでしょうか。
山村・漁村で生活が成り立たなくなった、という社会は 芸術をも滅ぼすんです。
そんな社会、そんな未来は いやだなあ・・・、と思います。

 

いただきものです。湯呑

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第3波は、来てしまいました。
今一度一人ひとりの感染対策を徹底しよう
今のうちに、一人ひとりが
・屋内ではマスクを着ける
・3密を避ける
・こまめに手洗いをする
といった、基本的な感染対策をもう一度見直しましょう。

【業務連絡】若手医師募集
新型コロナ対応をきっかけに
「医療の在り方」、「医療の目指すべきもの」について
考えを深めた方・考えを改めた方も多いと思います。
もし
「今は東京や大阪(等)で働いているが、地元広島に帰って働きたい」
とか
「病院勤務医よりも もっと患者に寄り添いたい」
「今の病院の勤務形態では 体を壊してしまうのではないか」
「これだけ命を張って働いているのに、ボーナスが出ない/減額とは 病院というのはおかしいのではないか」
など考えはじめた医師の方は どうぞ当院に御連絡ください。
ただし若い医師に限らせていただきます、30歳代・40歳代限定です。
「給料よりも 生きがい・働きがい」を求めている方、よろしくお願いいたします。
(「給料優先」という方は、イナカの病院なら「過疎地手当」が上乗せされますし、
医師求人サイトで探されると「高級優遇」のところは見つかると思います。)
広島はコンパクトな街で、衣食住、そして働くにも子育てにも いい所だと太鼓判押せますよ。
当ブログを御覧になり、院長の理念に賛同された方、どうぞ御連絡よろしくお願い申し上げます。

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