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がん診療に関わる病診連携研修会

2009年06月5日 ,, 

昨日、広島赤十字・原爆病院で開催された研修会に出席しました。
「肺非小細胞癌治療の進歩」
講師は岡山大学病院呼吸器内科講師 瀧川奈義夫 先生です。

150枚以上のスライドで、非常に広範囲な内容を御紹介くださいました。
先生が医師になった当時の肺癌の5年生存率は13%、
それから約30年経過した現在の5年生存率は16%。
肺癌は大変治りにくい癌であることは間違いないが、
それでも平均生存期間は1年を超え2年に近づきつつある、と。

私が関心をもった点は、
肺癌の遺伝子異常の解析がすすんできており、
ごく近い将来 白血病などと同じように
遺伝子異常で肺癌を表現・分類する時代が来るであろう、という話でした。
白血病の領域では、遺伝子異常の研究が非常に進んでいます。
岡山大学第二内科は血液疾患と呼吸器疾患を担当している内科なので、
ふだんからこうした視点を持っておられるのでしょう。
遺伝子異常の研究は、病気進行の予測や治療薬選択に直結する可能性があるので
非常に重要なポイントですね。

写真はシンビジウム、バラ、ギボシ、コギク
DVC00086sinnbijiumu

新型北米インフルH1N1 大きな動きはありません。
京都・滋賀が感染拡大防止地域からはずれました。
大阪はまだです。
6月4日19時49分配信 京都新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090604-00000045-kyt-l26

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