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しずかでない最期

2014年09月29日  

カープ、無死満塁で0点では勝てませんね。
10月1日の阪神との直接対決が
最後の勝負どころとなりそうですね。
阪神は最終戦のため能見→藤浪の豪華リレーでくる予想だそうで。
打撃陣の奮起を期待しましょう。
今日はヒース。
応援しましょう!


さて、
昨日のお話のなかで
「しずかな最期」
ということを御紹介しました。
これまでのように病院で最期をむかえる場合には
静かな最期ではなかった、ということなのですね。
病院では、最期が近くなると
持続点滴ポンプにつながれ、
尿のチューブを膀胱に入れられ、
心電図モニター、酸素飽和度モニターにつながれている
という状況になっていることが普通です。
脈拍が減ってきたり
酸素が下がってきたりすると
モニターが
ピコピコピコーン! ピコピコピコーン!
と大きな警報音を出し
赤色警告灯が点滅します。
居合わせた看護師がモニター警報解除スイッチを押しますが
解除は一時的で
また数十秒すると ピコピコピコーン!と鳴り響きます。
モニター装置というのは、警報を鳴らすのが仕事ですから
そういうものなんです。
モニター装置に静かにしてほしいならば
電源をオフにするしかありません。

電源をオフすることを考えるなら
癌末期や、認知症末期や、老衰の方の最期の場面で
モニター装置は必要なのか?
ということになります。

人が人生を終えるときにモニターは必要でしょうか?
必要ないのです。
人が死ぬ、ということは
呼吸が止まり心臓が止まるということです。
脈が触れなくなります。
呼吸は乱れ、間隔があいてきて、そして呼吸の動きが止まります。
その後ため息のような大きな呼吸が1-2度みられることもありますが
それは生きていくための呼吸ではなく、続きません。
呼吸しているかどうか、は
そばにいて、見ていればわかることです。
モニターを見ていなくても 誰にでもわかることです。

亡くなっていく場面に
モニターも、点滴も、導尿チューブもいりません。
心肺蘇生・心臓マッサージもいりません。
そばにいて、しずかに見守っていてあげるだけでいいのです。





【公開講演会のお知らせ】
講師:石飛幸三 先生(平穏死のすすめ 著者)
講演:家族と迎える「平穏死」
  ~迷った時に大切にしたいこと~
日時:平成26年10月19日(日)14時~16時予定
会場:広島YMCA 国際文化ホール
入場:無料 申込先着280名(要事前申込)
主催:在宅・施設医療ネットワーク広島(事務局 折口内科医院)
後援:広島市
申込方法:往復はがきで1通3名まで申込可
 往信面:730-0822広島市中区吉島東1-4-16
     折口内科医院内
     在宅・施設医療ネットワーク広島宛
  往信面裏:10月19日講演会申込
       氏名(3名まで。全員ご記入下さい)
       代表者住所
       代表者連絡先(電話番号)
 返信面:申込代表者の住所・氏名をお書きください
  返信面裏:何も記入しないでください。
★御注意★
 はがきは52円です。
 50円はがきでは受取せず返送とさせていただきますので
 古い往復はがきでないかどうか、ご確認ください。

御希望のかたは往復はがきでお申し込みをお願いいたします。
「平穏死」という言葉を生み出され、
「平穏死のすすめ」が ベストセラーとなった
石飛幸三先生の講演会です。
ぜひ御参加ください。



はしら風 焼きナス

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