ブログ

ほたる寿司

2009年06月22日 ,, 

新型インフルエンザH1N1 大きな動きはありません。
海外でも感染国増加中。アフリカでも確認されました。

写真は 川根ほたるまつり で見つけた ほたる寿司。
ほたる寿司って何? と思わず購入して食べました。でんぶ、しいたけ、卵などでほたるを形取った寿司でした。ほたるまつりに ぴったり。いのしし焼肉といっしょに食べました。アスパラベーコンも、おいしそうだったなあ。
P1090591.JPG
緩和ケア医 本日のお勉強
ゲフィチニブ投与1年後に発症した急性肺障害・間質性肺炎の1例
肺癌 2009年Apr
総合南東北病院 藤生浩一先生ほか

要点
ゲフィチニブによる急性肺障害は、投与開始4週以内が多い。
1年以降の発症はまれである。
1年後の発症であっても発症後の経過は急速であり、4日目に死亡された。

手術や抗ガン剤の時期を過ぎてしまった進行肺癌には、
ゲフィチニブ(商品名:イレッサ)という薬を試みることが よくあります。
緩和ケアと平行しつつ試みることもあるのです。
非常に劇的に良く効いた、というケースを、肺癌に従事する医師ならば、少なからず経験しているからです。
(もちろん、ほとんど効かないケースもあります)。
効果は、非常によく効く人の場合では1年間程度 効果が続くことが期待できます。
さすがに1年経過すると、薬の効かない癌細胞が増殖してきますが。
でも、1年間 平穏に過ごせるということは、とても大切です。
副作用は投与開始4週以内のことがほとんどで、この期間は要注意であることが
薬剤添付文書にも投薬同意書にも記載されています。
それを過ぎれば急性肺障害の発症はまれで、私も経験はありません。
しかし4週を過ぎても注意は必要だ、ということです。
いったん急性肺障害が出現すれば、亡くなられることが多いです。
しかも、あっという間に亡くなられることになります。
おそろしい副作用ですが、完全に予知したり防ぐことは 今の医学では まだできません。
副作用で死ぬこともある、と覚悟して薬を使用することが必要です。
今の抗ガン剤というのは、そういう薬です。
抗ガン剤は、使うにしても使わないにしても 覚悟がいります。

人生観、死生観が問われます。
あなたは、人生の最期を どこで、どういうふうに すごしたいですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です