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インフルエンザの新薬 発売されました

2018年03月26日 , 

昨日も霞んでいましたね。
PM2.5多い状況でした。
ノドや目が痛い、という方は PM2.5のせいかもしれません。
中国本土に黄砂は出ているのですが、28日頃に日本に来るのかどうか。
予報に注目しておきましょう。

昨日は広島市郷土資料館の特別展「宇品港」最終日を見に行きました。
それからゆめタウンで弁当かって吉島公園で花見。
今年も家族で花見が出来る。
幸せなことです。

さて、
インフルエンザの新薬が発売になりました。
これまでの薬とは作用機序が異なる薬です。
国から認可され、薬価もつきましたので、
現時点で 処方しようと思えば出来なくはないのですが
当院では次のシーズンからの対応にさせていただきます。
(まだ電子カルテに薬剤情報を登録していません)
後述しますが、タミフル(R)と効果に差はないから、です。
新薬は発売開始後に思わぬ副作用情報が出てくることがありますので
当院では 新薬にはすぐに飛びつかず、様子見をすることにしております。
とくに超高齢者に対しての使用経験・安全性が確立するまでは 手は出しにくい。

ただ、
10歳代ではタミフルは使用できない・使用しにくい状況にありますので
小児科の先生の中には、早く使いたいという声も多かったでしょうね。

で、新薬の効果です。
インフルエンザ罹病期間は、ゾフルーザ(R)群53.7時間(中央値)、プラセボ群80.2時間(同)です。
何も薬を使わなければ熱や咳、頭痛関節痛などの症状が3日ちょっと続くところを
薬を使えば2日ちょっとに短縮される、ということです。
また、新薬とタミフルでインフルエンザ罹病期間に有意差はありません、との結果です。

病気の期間を1日間 短くするだけ。
新薬だろうとタミフルだろうと、
薬の効果、というのは そんなものです。
それを
たったそれだけ? (それだけのために時間とお金は払いたくない、それなら家でじっと寝てる)と思うか
それは素晴らしい助かる! (1日でも早く楽になりたい)と思うか。
それはあなた次第、です。

昨日の吉島公園の桜
木によって1分咲き程度から8分咲き程度までいろいろ。
よく咲いている木のしたでは 当然花見宴会がおこなわれていました。
私たちはベンチで弁当たべて、
近くのセブンイレブンに行ってアイス買って。
ああ、幸せなことですね。
平和である、ということは ありがたいことです。
P1080276.JPG
★新型インフルエンザ情報
新しい情報はありません。

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