ブログ

スギ花粉症の舌下免疫療法(予告)

2014年05月11日  

カープ、昨日は面白い試合だったようですね。
マエケンに勝利がついて、何よりです。
今日はバリントン。応援しましょう!

さて、
昨日は、
京都で開催されている日本アレルギー学会に参加してきました。
目的は「スギ花粉症の舌下免疫療法」講習会です。
13時30分の講習会に間に合う為に
午前10時でクリニックを閉めて行く必要がありました。

スギ花粉症の根本的治療法として
「減感作療法」があり、
現在は注射で実施されておりますが、
毎回注射するというのは痛くてイヤですよね。
注射以外の、痛くない方法で減感作療法が実施できるようになります。
製品はすでに開発されており、
おそらく本年度中に保険収載される見込みです。
3年間、毎日 舌下免疫療法をおこなえば
治療終了後もおよそ7-8年間は効果が持続するようです。
症状が軽くなる、
薬が不要になったり、あるいは薬の減量が出来たり、
次の新しいアレルギーの発生が抑えられる、
といった効果が期待できます。
もちろん全員に効果がある治療法ではありません。

減感作療法ですから
重篤なアレルギー反応を引き起こす可能性もあり
「講習を受けた医師」でないと処方できないシステムとなります。
現在は、アレルギー学会や耳鼻科系の学会で
講習会をおこなって「受講ずみ医師」を養成している段階です。

というわけで
スギ花粉症の舌下免疫療法、
当院ではもちろん対応させていただきます。
私は、ホヤ喘息で有名な城先生(ずっと以前の県病院院長)の
最後の教え子なのです。
城先生グループは、広島のカキ打ち子に多発した気管支ぜんそくの原因が
ホヤであることを突き止め、
ホヤによる減感作療法が有効であることを証明してきました。
アレルギーには、抗アレルギー薬やステロイドといった対症療法だけでなく
減感作療法が有用であることをよく知っているのです。
私も喘息などでの減感作療法をおこなってきた経験も持っています。
正式な認可が決まりましたら
当院ホームページ、およびこのブログでお知らせいたしますので
楽しみにお待ちくださいね。

【市民公開講演会のお知らせ】
『昭和生まれ世代の介護と家族』
~あなたは最晩年を誰に支えてもらいますか?
講師:臨床社会学者 春日キスヨ 先生

日時 :平成 26 年 6月 15 日(日) 14 時~16 時(開場 13 :30 )
場所 :広島アステールプラザ 中ホール
入場: 無料 申込先着500名さま
※要事前申し込み、往復はがきで1通3名まで
後援:広島市
申込先:在宅・施設医療ネットワーク広島
事務局 折口内科医院
730-0822広島市中区吉島東1-4-16
参加者全員の氏名
代表者の連絡先電話番号をご記入ください。
返信面には 宛先をご記入ください。
インターネットでの申込:
近日中に在宅・施設医療ネットワーク広島の
講演会情報としてアップしました。
こちらから申込できます。
http://zaitaku.origuchi-naika.jp/
***
ぜひご参加ください。
春日先生は現在 中国新聞 金曜日に
「夕映えのとき」連載中です。
家族介護の事例について、とても経験豊富な先生です。
会場では希望者には認知症スクリーニングテスト機を体験していただく予定です。

ニシナ屋 母の日コーヒーギフト
P1070118.JPG
★新型インフルエンザ情報
中国では4月にもH7N9で死亡者13名だそうです。
なかなか収束しませんね。

コメントは受け付けていません。