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タバコによる健康被害は元に戻らない

2014年03月16日  

眼がかゆいですね。
花粉もかなり飛んでいます。
抗アレルギーの点眼薬もありますので
クリニックでぜひ御相談ください。
本日と明日はPM2.5「多い」予測です。
本日夜から明日にかけて黄砂も「やや多い」です。
御用心ください。

さて、
芸能人の訃報です。
私は山口百恵さんの大ファンでありまして。
ということで共演者の方々のファンでもあります。

宇津井健さん、慢性呼吸不全のため死去
スポーツ報知 2014年3月14日
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20140314-OHT1T00132.htm?from=yol
俳優の宇津井健(うつい・けん)さんが14日午後6時5分、慢性呼吸不全のため死去した。82歳だった。

50歳でたばこをやめ、60歳で酒もやめるなど、健康には人一倍、気を使っていた。
***一部引用

人一倍、健康に気を使っていた、との報道ですが、
これには言いたいことがあります。

よく、
「タバコによる健康障害は
タバコをやめれば元に戻るのでしょう?」
と聞かれることがあります。
そういう疾患もあることはあります。
禁煙後、10年くらいたてば
肺癌の危険性や心筋梗塞の危険性は
非喫煙者に近いくらいのレベルまで かなり下がります。
しかし、
今回の死因は慢性呼吸不全です。
タバコ病の代表格は 肺気腫・慢性気管支炎といった
「慢性閉塞性肺疾患COPD」です。
肺気腫は、タバコで肺(肺胞=はいほう)が壊れていく病気で
壊れた肺はどうやっても元には戻りません。
タバコを止めても、薬を飲んでも、もとには戻らないのです。
最終的には呼吸機能がじょじょに低下しますので
慢性呼吸不全で死を迎えることになります。
慢性閉塞性肺疾患は、現在、日本人の死因9位くらいです。

慢性呼吸不全で死亡、とは報道されましたが、
疾患名は報道されておりません。
ですから、その部分は推測になってしまいますが、
喫煙による肺気腫が慢性呼吸不全の本体であったと考えます。
デイリースポーツの報道では、
「肺気腫を患い、入退院を繰り返していたという。」となっています。

あとで、どんなに健康に気を配ろうとも
タバコで壊れた体は元に戻らない。
それを是非知っておいてください。
そうなると
タバコで肺が壊れないようにするのが最善策です。
・タバコは吸わない。
・吸っている人は1日でも早く禁煙する。
それしかないのです。

喫煙マナーがどうとか、JTは宣伝しています。
そんな話ではないのだ、そういう問題ではないのだ、ということを
市民のみなさんに是非知っていただきたいと思っています。

子どもと孫が帰ってきまして。
せっかくなので広島牛を食べに行こう、ということになりました。
たかの橋の新長亭。特選牛塩タン。
厚切りで、タンのおいしさをしっかり味わえます。
P1060327.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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