ブログ

ピンチヒッターの制度は必要

2014年11月5日  

11月3日はひろしま平和マラソンで、
その後、葬式、火葬場。
そのあと、広島市医師会夜間急病センターに出務となりました。
出務予定の先生の都合が悪くなり
急きょピンチヒッターを頼まれたわけです。
走った後ですので、どうせ後は酒飲んで寝るだけ、
という一日だったので
ピンチヒッターを引き受けました。

いろいろな症状の方がこられましたが、
気をつけないといけない疾患としては
流行性角結膜炎。
感染力が強い疾患で、流行が広がらないか、懸念されます。
それと
インフルエンザです。
今シーズン初のインフルエンザ陽性患者が出ております。
A型でした。
現時点では今年の流行はA香港型が多いようで、
A香港型は症状が重くなることがあります。
今年の広島県内の学級閉鎖は例年より1か月早くはじまっており、
予防接種は例年より早く受けられたほうがよいと思います。

手洗いをしっかりおこないましょう。
アルコール消毒薬も準備しておきましょう。


ところで
今回のように
急に都合が悪くなったり、体調が悪くなったりすることは
誰にでもあります。
医師であっても同じことです。
そういう時に、交代要員がいる、気軽に依頼できる、
というバックアップのシステムがないと
どんな制度でも安定して運用することは出来ません。

在宅医療や、施設での医療についても同じこと。
在宅や施設で看取りまでやりなさい、と
厚生労働省は言ってきますが、
バックアップのシステムが用意されていないと
安心して運用できませんね。
主治医ひとりだけ、に頼るのは 限界があるのです。

そういうシステム、ネットワークの整備が必要だ、
と私は主張しておるのですが
なかなかお偉い方々には理解していただけません。


アンデルセンのパン
ソーセージがおいしい

P1000030.JPG

★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントは受け付けていません。