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マスクの表示は過大広告も

マスクの表示はあてにならない、というお話

毎日.jpの記事です。
「過大広告:ウイルスの捕集効率低く マスク市販品をテスト」

国民生活センターは18日、市販の不織布マスクのテスト結果を公表した。「遮断効果99.9%」などと表示されていても不織布本体のウイルス捕集効率が30~40%しかない製品があり、同センターは「過大な広告に惑わされず、顔に合ったサイズと形を重視して」と注意を呼びかけている。毎日新聞 2009年11月18日 20時16分
http://mainichi.jp/select/science/news/20091119k0000m040062000c.html
国民生活センターHP
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20091118_1.html

国民生活センターHPの内容を一部御紹介すると、
・N95マスクの基準を満たしていると受け取れる表記があっても、捕集効率が80%以下のものが3銘柄あり、消費者が誤認するおそれがあった。
・「99.9%」など捕集効率と思われる表記が目立つように記載されていたが、捕集対象はウイルス、ウイルス飛沫、バクテリアなど粒子の大きさが異なるものであった。
・価格が高いものであれば性能がいいというわけではなかった。
・できるだけマスクと顔の間に隙間なく着用できるように、価格よりも自分の顔のサイズ、形に合ったものを選ぶことは重要である。
・表示されている捕集効率は、捕集対象等が必ずしも同じではないので、数値をみても商品の性能を比較する目安にはならない。

当ブログで何度も御紹介しておりますが、
マスクは普通の不織布マスクを御使用ください。
N95マスク、ダチョウ抗体マスクなど高機能マスクは必要がありません。
高機能マスクは正しく装着すると息苦しく、トレーニングされた医療者向けです。一般の方が使用して息苦しくない場合には、横から空気が漏れており、マスクの効果は激減します。
サイズを合わせることが重要ですね。

写真は吉島公園、落ち葉のじゅうたん。
いちょうの木だときれいな黄色いじゅうたんになっています。
この後 雨だったので もうだいぶ葉は落ちてしまったと思います。
091115_145958otibajuutann.jpg
★新型インフルエンザ情報
広島市医師会 千田町夜間急病センターですが、
中学生以上の診療を担当しています。
インフルエンザ患者が多数受診しており、およそ2時間待ちになっています。

「いつから調子悪かったですか?」
「昨日から」
「・・・。」

できるだけ昼間に病院や診療所を受診してください。
小児科については市内の総合病院が交代で診療に参加する体制になっていますので
新聞等の当番医情報を確認して受診してください。
舟入病院に集中しないようにしてください。
よろしくお願いします。

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