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ワクチン853億円分 廃棄

2010年06月29日  

今日はサッカー日本戦ですね。
起きて見ていることの可能な時間帯ですので
応援しましょう。

6月24日木曜日、中電病院オープンカンファレンスに参加しました。
・緑内障について~最近の話題~
眼科 谷本誠治先生
・これからの遺伝子治療
皮膚科 田中暁生先生
要点
緑内障については
緑内障は40歳以上の5%、20人に1人
成人の失明原因の1位
(糖尿病性網膜症を抜いて1位になった)
治療を受けているのは3割
→早期発見・早期治療が大切なのは緑内障も同じです。
自覚症状がなくても検診を受けるようにしましょう。

先天性表皮水疱症については
遺伝子異常であり
7型コラーゲンの産生異常がある。
これをターゲットにして治療すれば改善が望める。
欧米では繊維芽細胞が販売されていて使用できる。
→今後の治療の進展に期待しましょう。

遺伝子そのものを治すわけでもないし
正常遺伝子を打ち込むわけでもない。
正常タンパクを注射するのでもないし
注射した正常細胞がずっと生き続けるのとも違う。
でも、確かに効果がある。
この領域、まだまだわからないことが たくさんあるのですね。

英国での研究内容のほかに、英国生活の紹介もあり楽しい講演でした。

中電病院には、すばらしい先生がたくさんおられますね。

今週の花 キキョウ、アーティチョーク、アジサイ、テンニンギク
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★新型インフルエンザ情報
輸入ワクチン853億円分 廃棄処分へ
Yahooニュース6月28日20時35分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100628-00000124-jij-soci

グラクソ社も、ノバルティス社も、
ワクチン契約解除にはほとんど応じてもらえなくて
輸入ワクチンはほぼ全量が廃棄処分となります。
今回の契約については、各国がワクチン確保競争を繰り広げたので
メーカーに有利な契約内容となったのは仕方ないことです。
ワクチンは国家防衛、国民生活防衛なんだ、ということです。
全量を国産化するべきでしょう。
そのための開発支援費用がどれくらい支出されるべきか、
今回の価格が目安になるのではないでしょうか。

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