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備蓄を確認しましょう

2022年11月4日  

昨日は祝日でしたが、
介護業界は 多くの場合 祝日には関係なく運用しているところが多いです。
介護を受けている人にとって、「介護業界が休む」というのは 自分の生死に直結することなのです。
デイサービスや ヘルパーさんが 「祝日だから」と休んでしまったのでは、
御家族の誰かが仕事をやすんで 老親の介護をせねばならない御家庭も 出てくることでしょう。
そういった点も 介護業界に人が集まらない理由の1つです。
「公務員さま」は、土日・祝日は休みという方がほとんどでしょうから
現場のことが わからないんですよね。

 

私ども在宅医も 祝日は稼働します。
今月、11月の木曜日は 4週しかありません。
祝日だから、と休んでしまうと 残る3週に しわよせが来るのです。
というわけで
いつものように 19時頃まで仕事でした。

「訪問診療」には 曜日による「割増料金設定」というのは ありません。
これに対し、「往診」には 夜間や休日など 「割増料金」が適用される場合があります。
往診と訪問診療は 制度設計が違うんです。

 

さて、
昨日 患者さんのお宅のテレビでは、北朝鮮のミサイルの報道一色でした。
隣の国が 核弾頭搭載可能なミサイルを次々 打ち上げ実験している、ということに
無関心であっては 足元をすくわれます。
すでに戦争はおこっているし(ロシア)、戦争の準備をおこなっている国もいる。

また、イギリスでは 記録的インフレが生じているそうです。
日本でも、値上げラッシュとなっています。

戦争がおこり、インフレが生じれば、次に「モノ不足」が顕在化するのは 明らかです。
医療分野では 導尿カテーテルなど すでに多くの物品が 品不足・入手不能と なってきています。
「カテーテルは使い捨て」の時代は終わりそうで、「洗って再利用」が当然のことと なりそうです。

 

それよりも重要なのは 食料でしょう。
私どもは、「新型インフルエンザ」登場にそなえ、2週間分の水・食料の備蓄を、と
この10年以上 呼びかけ続けてきました。
最近では 「東南海地震と津波被害にそなえて やはり2週間 籠城できる備蓄を」、と 講演会ではお話してきました。
でも
備蓄をすべき背景が 新興感染症や地震・津波から 世界経済不況・世界大戦へと 変わってきた、ということになります。
食糧備蓄は2週間ではなく、もっと長い期間に備えたものが必要となってきたと考えます。

 

今週の花

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講演会のお知らせ 11月26日(土)
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2022年11月26日(土)午後2時~4時(開場1時半)
テーマ
「眠るように穏やかに旅立つ」 ―知っておきたい、たった3つのことー
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https://songenshi-kyokai.or.jp/chugoku/archives/342

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