ブログ

医療崩壊の原因は小泉改革

2009年07月31日  

医療崩壊の原因は小泉改革

選挙を前に各党の公約、マニュフェストが出てきており、
自民党は民主党の公約を批判しています。
いわく、
バラ色の造花で、バラマキである、財源が示されない、と。

つい先日のできごとをお忘れなのでしょうか?
定額給付金 という、お金持ちにも国会議員にも首相にも配られる
バラマキをおこなったのは、いったいどなただったでしょうか??
費用は2兆円程度かかりました。

小泉政権骨太の方針2006にて医療介護福祉の予算が削減され続けています。
「毎年2200億円ずつの削減」 です。
「毎年2200億円の削減」  ではありません。
これはどういうことかと言うと、
1年目は2200億円ですが、
2年目は2200億円削減状態から、さらに2200億円削減します。
つまり2年目には2200億円x2 =4400億円の削減です。
2年間の累計では、2200×2 + 2200 =6600億円の削減額です。
同様に
3年目には、2年目状態からさらに2200億円削減します=2200億円x3
自公政権は骨太2009を了承し、大筋の継続が決まりましたので
4年目には さらに削減、2200億円x4 の削減です。
4年間の累計では、 2200×4 + 2200×3 + 2200×2 + 2200億円
= 2兆2000億円ほど医療介護福祉予算が失われたわけです。

その結果、高齢者や障害者などの医療費や介護費用等の自己負担額は増え、
医療介護福祉の病医院、施設、会社の収入が削られ閉院・廃業が相次ぎ
医療崩壊、介護士ワーキングプア状態となっています。
その
病弱者・高齢者・障害者や医療介護福祉領域から巻き上げた2兆円で
定額給付金として2兆円をばらまいた。
金額の計算上は こういうことです。

医療介護福祉を従前のレベルに戻すためには
1:2兆円の一括注入
2:2200×4=8800億円ほど来年度以降の毎年の予算に増額
をしないといけないのです。
これでようやく4年前の状態に戻ることになるのです。
医師も、(後期)高齢者も、障害者も、みんな怒っています。
定額給付金をばらまいて、効果の総括もしていないのは、どこの誰???

今回の衆議院選挙、必ず投票に行きましょう。

厚生労働省も、介護認定基準 改訂の誤りを認め
もとに戻す方向の修正をおこなうことになりました。
4月改訂施行の制度を10月に修正する必要があるなんて、
たった半年しかもたない制度を実施するなんて、
現場を知らないとしか言いようがありません。

要介護「軽度化」認める 厚労省 10月、マニュアル修正
7月29日7時57分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090729-00000111-san-soci

今月の花 フラワーリース☆
090729_121541ri-su.jpg
新型インフルエンザH1N1情報
国内初の院内感染確認。大阪の水間病院で13名。まあ予測の範囲内の話です。
Nikkei BPニュース 7月30日
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090730/171027/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です