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原発の温排水とクラゲ

2013年12月28日  

寒いですね。
全国でインフルエンザ流行入りが宣言されました。
手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

当院の外来診療は本日12時までです。
では、それからのんびりできるか、というと
そうではありません。
年末が近づくと、家に帰りたい・家で過ごしたい、
という方の在宅医療がはじまります。
在宅医療チームは、これからが正念場です。
本日、年内もつかどうか、という非常に重い状態の方が退院され
自宅に戻られます。
年末年始はアルコールを楽しまれる方も多いでしょうが
私は本日からはアルコールなし、
いつでも出動できる態勢をととのえておくことになります。

さて
原発温排水に関する記事が出ています。

原発の温排水とクラゲ大発生は関係があるのか?
日刊SPA! 2013年12月23日
http://news.livedoor.com/article/detail/8373117/
現在、日本で稼働している原発は1基もない。これまで、原発を冷やすために取り込んだ海水が温められ、海に放出され続けてきた。ところがこの「温排水」が止まったことで、原発周辺の海域の環境が回復してきているという! 原発停止によって(良い意味で)激変した各地の海の状況をリポートする。

原発がエチゼンクラゲを吸い寄せている可能性もあります。高浜原発が稼働中に取水する量は、京都府最大級の河川である由良川が海にそそぐ量の約5倍。膨大な取水で発生する海流によって、クラゲなど遊泳力が弱い生物は引き寄せられてしまうのです

益田所長は「原発の温排水が停止してからの変化は想像以上に劇的なものでした」と語る。
「冬を越せずに死んでしまう南方系の魚介類には気の毒ですが、温排水のない海のほうが、健全で望ましい生態系だといえるでしょう」
***一部引用

原発の温排水が止まったことで
生態系が激変した、
ということは
逆に言えば
原発稼働の数年・数十年で元の環境は劇的に破壊されてきた、
ということです。
温排水のない海のほうが、健全で望ましい生態系だ
ということなのです。
瀬戸内海で温排水を多量に排出すれば
日本海や太平洋よりも環境変化は非常に大きいことは
容易に想像できます。
瀬戸内海に原発を作ってはいけないです。

この記事は特集のようで、
他にも何本か関連する内容の記事が出ています。

福井県・若狭湾の原発停止で北方系の魚介類が戻ってきた
http://nikkan-spa.jp/549459
’04~’11年にかけて、原発から2kmの地点の水温が、湾内外の他の海域より2℃高くなっていました。

原発の温排水で、春や夏に来た南方系の魚介類が冬を越せるようになっていました。本来いるはずのない生物が繁殖することで大きな混乱が起きていました

ところが、温排水が止まったことで、元の健全な生態系が音海の海に戻りつつあるという。
***一部引用

上関原発計画は生きています。
瀬戸内海に原発を作る計画が生きています。
原発は海の生態系を壊す、ということを
多くの方に知っていただきたいと思います。
豊かな海を、健全な生態系を守りましょう。

ドリミネーション
この時期はドリミネーション見物の車で交通渋滞になるので、
街中にでかける時にはいつもより早めに出発しないといけません。
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