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喫煙で認知症のリスク2倍

2014年06月18日  

雨ですね、カープ対楽天戦はあるのでしょうか?
視界はかすんでいますが、雨のせいですかね。
PM2.5は「やや多い」
明日の午前は「多い」予測です。

さて、
認知症について。

喫煙で認知症のリスク2倍…九大教授らが調査
読売新聞 6月14日(土)15時36分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140614-00050102-yom-sci
たばこを吸う人は認知症になる危険度が2倍に高まるとの調査結果を九州大の清原裕教授(環境医学)らの研究グループがまとめた。

今回の調査は、1988年時点で認知症でなかった福岡県久山町の高齢者712人の集団(平均年齢72歳)を15年間追跡した。また、この集団の15年前(72~73年、平均年齢57歳の中年期)の健診記録を照合。中年期、高齢期の喫煙状況と認知症発症の関係を調べた。

追跡期間中に認知症を発症したのは202人。中年期、高齢期の各時期で「喫煙」「過去に喫煙歴あり」「非喫煙」に分けて分析すると、喫煙者は非喫煙者に比べ、認知症の発症リスクが2倍になった。過去に喫煙歴がある人と非喫煙者では明確な差はなかった。
***一部引用

世の中には、いろいろな「疫学研究」がありますが、
九州大学の実施している「久山町研究」というのは
そこに住むほぼ全ての住民を網羅している研究で、
非常に有名で、素晴らしいものです。
「久山町研究」を知らない医師はモグリ(=ニセ医者)、と
言っていいほどのものです。

で、
かつて、
喫煙者はアルツハイマー認知症が少ない、
という結果が発表されたりしていました。
この点に関し
そうではない、
という信頼すべき日本人のデータが出た、ということです。

この話題に関しては
以下のホームページに詳しく紹介されています。

http://www.kinen-sensei.com/%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%82%E3%81%82%E8%A8%80%E3%81%88%E3%81%B0%E3%81%93%E3%81%86%E8%A8%80%E3%81%86/%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%E3%82%92%E5%90%B8%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%BC%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84/

すっきり明快ですね。
結論としては
「喫煙者は肺がんや心臓病、脳血管疾患で早死にするため、ぼけるまで生きていられない。したがって現在生きている人で調査をする後ろ向き研究では、間違った結果が出る。」

今回の研究は
日本人で、喫煙で認知症が増えることが判明した、
非常に信頼できる結果が出たわけです。
できるだけ早いうちに禁煙しましょう!

今週の花
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