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在宅で過ごし続けることの意義

2015年10月13日  

今回の連休、
一人 在宅での看取りがありました。
本人・御家族の希望に沿うことができて
よかったと思います。
このため連休中の遠出は出来ていませんが、まあいつものことです。

先週の土曜日は
「かかりつけ医等 在宅医療推進研修会」に出席してきました。
主催は 広島市連合地区地域保健対策協議会です。

講演1:
みんなで創りあげる「地域包括ケアシステム」
~在宅で過ごし続けることの意義~
講師:東京大学 高齢社会総合研究機構 飯島勝矢 先生

講演2:
地域包括ケアにおける在宅医療と多職種連携
講師:日本在宅医療学会理事長 城谷典保 先生

全部を聞けたわけではなく、途中で会場を後にしました。
その部分だけの感想ですが。
2025年問題も知られてきて
このままでは救急医療がパンクしますよ、
このままでは入院したくても出来ない入院難民が出ますよ、
このままでは看取り場所が見つからない看取り難民が出ますよ、
ということは 医療・介護・福祉・行政の人たちには知られてきました。
国も、それに対応するために、病院から在宅へ、施設から在宅へ、
という在宅誘導政策をやってきました。
しかし今度は、
「介護離職ゼロにするため 老人施設を増やす」、と言いだしています。
要介護の高齢者を施設に入れてしまえば、
家族が介護のために仕事をやめる、ということはなくなる、と。

しかし、
家で過ごすかどうか、家で死にたいかどうか、というのは
国の医療政策・介護政策で 左右されていい問題なのか。
国のサイフの都合で 決められていい問題なのか。

私は家で暮らしたい、家で死にたい、
という人が増え、
それなら家で暮らしたい・家で死にたいという希望を支えましょう、と
プロフェッショナルが応える。
そういう方向性でないと 無理なのではないか。

国が家で死になさいと言っているから私は家で死にます、
では おかしいでしょ。
自分の考えでなければ おかしいでしょ。
在宅で過ごし続けることに意義があるのだ、と
各自が、周囲が判断した結果でなければいけないでしょ。
飯島先生のお話をかみくだいて、さらに展開していくと
そういうことになるのだろうと思います。

でも
家で死にたい、と願っても
それを支える人がいなければ 事実上 不可能です。

私たちは
その願いにいつでも応えられるように準備をしておきます。
いつでも声をおかけください。
どうぞご自分の希望を 私たちにお聞かせください。

もう先週のことですが。
宍道湖サービスエリアで出雲そば
島根まで来れば出雲そばが食べたいですよね。
本当は国宝 松江城に行き、
その近くにあるであろう店に行きたいところだったのですが
足立美術館が第一目的なのでSAで食べました。
割子そば、ふつうは3枚。私は5枚で頼みました。
P1030098.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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