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妊娠中の食物制限は必要か

2014年12月23日  

おだやかな祝日となっていますね。
本日はデパートやショッピングセンターは
多くの買い物客で混雑することでしょう。
当方は そういう店には近寄らないことにします。
広島市では19日付で3校、学級閉鎖が出ています。
うち2校は2クラスで出ています。
インフルエンザの予防には手洗い、咳エチケット、
そして人ごみの中に出ないこと、です。


昨夜のテレビ番組のなかで
妊婦が猫と暮らしていて、
食事時に猫を膝の上に招こうとしていまして。
見ていてあまり気分のよいものではなかったです。
この妊婦の方は、ちゃんと検査受けているのでしょうかね、
心配になりました。
猫→妊婦→胎児という流れで生じる病気があるのです。
先天性トキソプラズマ症といいます。
知っていて、検査も受けているならいいのですけどもね。
まあ、その妊婦の方は弁護士さんらしいので、
一般教養として それくらいの知識はお持ちなんでしょうから
いらぬ心配、大きなお世話なんでしょうね。



というわけで
本日のお勉強は 妊婦をテーマに。
妊娠中の抗原暴露とアレルギー疾患について。

妊娠中の各種因子の暴露が、児のアレルギー疾患の発症に及ぼす影響
アレルギー(日本アレルギー学会誌)2014年6号
国立成育医療研究センター研究所 松本健治先生
要点
妊娠中に母胎が摂取した食物抗原の一部は経胎盤的に児に到達するとされる。
22週以降の抗原暴露は児に免疫応答を誘導する可能性がある。
かつては児の食物アレルギーの発症予防を目的に、妊娠中に特定食物の摂取を制限することが推奨された時期もあった(鶏卵、ピーナツなど)。
しかし現在では、妊娠中・授乳中を通じて発症予防を目的とした特定の抗原の摂取忌避には発症抑制効果は無いとされている。
このため、諸外国を含め、食物アレルギーの発症予防を目的とした特定食品の摂取制限は推奨されていない。
***


食べ物については
そう心配には及ばない、と考えてよいかと思います。


たかの橋 珍味
にら玉子

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★新型インフルエンザ情報
「不自然に死んでいる鳥」をみたら
さわらずに保健所に連絡しましょう。

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