ブログ

宇宙少年団の活動

2012年12月23日 , 

昨日は日本宇宙少年団広島分団の年内最終活動日でした。
ソーラーロボットの一番難易度の易しいものを工作、
その後は来年度の活動内容について
希望を出し合って話し合いをしました。
来年もいい活動をしていきましょう。

本日のお勉強は
アレルギー疾患の補完代替療法について。

アレルギー疾患に対する補完代替療法のエビデンス
アレルギー(日本アレルギー学会誌)2012年11月
大阪大学大学院抗体医薬臨床応用学寄付講座 田中敏郎 先生
要点
アレルギー疾患成人患者の20-40%、小児患者の10-20%が補完代替療法を経験。
成人アレルギー性鼻炎患者では甜茶、ヨーグルト、花粉飴、シソ、ミントガム、鼻スチーム療法が多く利用されていた。

エビデンスについては
アトピー性皮膚炎に関しては
・魚油やビタミンD、E、亜鉛やセレニウムなどのミネラル類は
有用であると結論づける証拠が不足している。
・プロバイオティックスは有効ではない。

喘息に関しては
・鍼灸を喘息に推奨する十分な証拠はない。
・リラクゼーション法であるアレキサンダー・テクニックに関しては評価しうる試験がない。
・カロリー制限食を推奨するには未だ証拠が不十分である。
・魚油を推奨する証拠に欠ける。
・21の異なるハーブの27試験の評価において、各ハーブが喘息に有効である証拠は見いだせない。
・ビタミンCを喘息に推奨する証拠は不十分である。
***

現状においては
アレルギー疾患において補完代替療法のなかで
有効性が認められているものはない、
というのが結論になると思います。

喘息をはじめとして、
アレルギー疾患とは長く、つらいつきあいが求められます。
何でもいいから少しでも効いてくれて楽になれば、
と思う気持ちもわかります。
その気持ちにつけこむように
どこから聞いてきたのか、
いろいろな治療法をおすすめしてくれる人もいます。

知人友人からのこうしたオススメ提案は、
善意から出ている可能性もあるのですが、
それは結局 ニセ科学・ニセ医学の連中をのさばらせるだけです。
社会全体としてみれば、けして良い方向ではありません。
とくに、
きわめて高額な治療法をすすめてくる人は
それはあなたの友人とは言えないと思います。
あなたのことをカモとしか思っていない人ですよ。
そんな治療法、やめときなさい、
と言ってくれる人が本当の友達ですよ。

楽月 焼肉屋なのですが肉の写真とってないですね。
キムチ三昧
a ramoonkimu.JPG
★インフルエンザ情報
広島県は流行入りしています。
広島市ではA型の報告がB型より多くなってきました。
乳幼児と20~40歳代が半々です。
うがい手洗い咳エチケット、よろしくお願いいたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です