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小児インフルエンザワクチンは1回でよい

2011年09月25日  

今シーズンから(この秋冬の接種から)
小児のインフルエンザワクチン接種量が変更になっています。
昨年より少し増えています。
***引用
現行の接種用量は、世界保健機関(WHO)が推奨する用量よりも少なく、効果が低いとの指摘もあった。このためメーカー側が薬事法に基づき、WHOの水準への変更を申請していた。

13歳未満の2回接種に変更はないが、新しい用量は1回につき、
生後6カ月以上(北里第一三共ワクチン製は1歳以上)3歳未満は0・25ミリリットル、
3歳以上が0・5ミリリットル。
2011/08/01 20:36 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201108/CN2011080101000957.html
***引用おわり

今までの日本の投与量(1歳未満0.1ml、6歳未満0.2ml、6歳以上13歳未満0.3ml)が
世界標準ではなかったのです。
これで投与量はようやく欧米並みになりました。

ところが、接種回数も世界標準ではないようです。
13歳未満はこの投与量で2回接種との規定ですが、
CDCでは、前年度に接種歴のある者は翌年から1回接種と規定している
とのこと。
例:ドクトル・ウッピーの診察室
そのほか、多くの小児科医のホームページやブログで
この問題は指摘されています。
http://ameblo.jp/wooppy/entry-10972428953.html

具体的には
■ アメリカ;
生後6-35月  ・・・0.25ml
生後36月以降 ・・・0.5mlを
2回接種(前年に接種した場合は1回)
■ イギリス;
生後6-35月 ・・・0.25または0.5ml(製品により異なる)を1回接種(初めての場合は2回)
3-12歳   ・・・0.5mlを1回接種(初めての場合は2回)

日本でも、昨年接種を受けた子供は
2回でなく1回の接種でもよいと思われます。

なんでも世界のマネをすればいい、というわけではありませんが、
日本だけが世界標準から離れていないかどうか、
というのは気を付けておく必要はあると思います。
私は病院で指導医の時に、研修医には世界標準と日本の標準の両方を
教えるようにしていました。
そして多くの疾患ではできるだけ世界標準の治療をおこなうよう
病院勤務医時代も今でも気を付けています。

ワクチン関連でいうと
たとえばポリオに生ワクチンをいまだに使っているのは
先進国では日本くらいのものです。
保護者層が声を上げないと、
いつまでたっても危険なワクチンを受け続けさせられます。
以下のサイトには署名募集もあります。
御協力をお願いいたします。
ポリオの会
http://www5b.biglobe.ne.jp/polio/

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P1010173.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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