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心不全の血液検査

2013年02月1日  

昨夜は広島市医師会臨床検査センター主催の学術講演会に出席してきました。

1:心不全のチーム医療と地域連携
広島大学病院心不全センター 水川真理子先生
2:心不全バイオマーカーの紹介
広島大学病院検査部 津川和子先生
3:NT-proBNPガイド下の心不全診断と無症候性患者への早期介入
広島大学病院心不全センター 木阪智彦先生

要点
NT-proBNP、またはBNPは心不全診療における主要なツールである。
NT-proBNPなら400以上(400pg/ml)、
BNPなら100以上であれば
心不全を疑うべきである。
NT-proBNP、BNPが低値であるなら高い確率で心不全は否定できる。
NT-proBNPの測定系は安定しており採血後の状況などに左右されにくい。
ただし腎機能が悪い場合には高値となる。
NT-proBNPを測定していくことにより
生活指導に反映したり出来るため、
心不全での入院を防止したり、
かかりつけ医と専門医の間の連携の重要な共有情報となりうる。
***

体にむくみがあって、ぜいぜいと息苦しい、
という状態なら心不全という診断は容易です。
でも、そこまでひどくない段階では
いろいろな病気を考えていく必要があります。
少し体を動かすと息切れがする、
という方は
心不全かもしれませんので
ぜひ早めにかかりつけ医に御相談ください。
血液検査で、だいぶわかるようになっていますよ。

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★インフルエンザ情報
広島県で31日、インフルエンザ警報が出ました。
手洗いうがい咳エチケット、よろしくお願いいたします。

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