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救急隊が蘇生処置しないことが可能に

2019年12月15日  

寒いですね。
冬らしくなってきました。
インフルエンザ検査で陽性になる患者さんも増えてきています。
用心しましょう。

 

さて、
「体調が悪くなったら救急車」と思っている人も多いと思います。
家族の体調が悪くなったら、とくにそう思うかもしれません。
しかし
「もう病院には行かない」という意思表示をしている方もおられます。
ここで最期まで暮らす、ここで死にたい、と思っている方々です。

そういう時でも、救急車を呼べば
救急処置をほどこしながら救急病院に運び、濃厚な治療が開始される、
というのが これまでの流れでした。
救急車を呼ぶ、ということは 「助けてください」という意味だから、です。
誰かがあわてて救急車を呼び、
そのあとで
「この人は もう病院には行かない、と選択している人でした」
ということがわかっても
もう救急搬送・救急医療の流れを止めることは出来なかったのです。
それは本人の意思にそぐわないことだ、としても。
身近な家族であれば
「何かあっても救急車は呼ばない」ということが わかっていますが、
そうでない人(知人友人、ヘルパーさん、めったに来ない親戚など)が発見した場合には
救急要請することが 実際に起こるのです。

 

ところが、
ここにきて、ようやく流れが変わってきています。

蘇生処置しないことが可能に 東京消防庁が運用へ
朝日新聞デジタル 2019年12月5日
https://www.asahi.com/articles/ASMCW5D1HMCWUTIL051.html?iref=comtop_list_are_nt01

(略)
自宅や施設で最期を迎えようとする高齢者や患者が、どんな治療やケアを受けたいか事前に医師や家族と話し合っておく「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の取り組みが広がりを見せる。
(略)
総務省消防庁は法的に問題がないかなどを部会で議論し、医師の判断があれば蘇生をやめても問題ないとする報告書の内容を全国の消防本部に通知した。
***一部引用

 

「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」の取り組みが 一番大事です。
そして
救急車は呼ばない、という本人の意思が確認できれば、
電話とか玄関とか冷蔵庫ドアなどに
「何かあっても救急車は呼ばない、○○(例:訪問看護や在宅医)に電話すること」

連絡先電話番号を大きく書いて張り出しておく、というのも大事です。

急変すると、御家族もついあわてて救急車を呼んでしまう、ということに なりやすいですから。

 

あなたの御希望は 何ですか?
ぜひ御家族や在宅チームといっしょに お話を聞かせてください。
私たちは あなたらしい人生 を 支えていきますよ。

 

昨日、県立図書館のあとに立ち寄ってみました。
ひろしまドイツクリスマスマーケット マックスバリュー千田店前広場
https://www.hiroden.co.jp/topics/2019/1119-market.html

ドイツソーセージ ホットドック
値段は高いですが、おいしいらしいです。
らしい、というのは、孫が気に入って二本食べたので 私の口には はいらなかったんですよ。

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咳や下痢、熱のある人や小児は 病院や高齢者施設の面会に行かないようお願いいたします。

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