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新しい大規模住宅地開発は不要

2013年06月12日  

運転免許センターの近くで、
大規模な宅地開発がおこなわれています。
見渡す限りの山を削って。
いったい何万人規模の団地にするつもりなのでしょうか。

すでに人口減少、世帯数減少の社会に突入しています。
また雇用状況・賃金状況がそんなにすぐ改善するとは思えません。
買う人はいない、ということです。
空き地だらけ、空き家だらけになるのは目に見えているように思うのです。
あんな遠方に家があったのでは
市内中心部に通勤する人は毎日が大変でしょうし。

東京圏で空き家が増えている、というニュース。
人口や世帯数の分析もありますので御紹介しておきます。

東京圏で「空き家」が増加、45年間で15倍に–“空き家率”は千葉県が最高
マイナビニュース 6月11日(火)20時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130611-00000162-mycomj-life
***一部引用
東京23区の空き家数は約54万戸に上り、今後の世帯数の減少を踏まえると、既存住宅地における再整備に向けた取り組みが行われない場合、空き家がさらに増加する恐れがある

東京圏の人口推移については、2015年の3,590万人をピークに減少すると推計。都道府県別に見ると、千葉県は2010年、埼玉県、東京都、神奈川県は2015年を頂点に減少すると見ている。一方、高齢者人口は増え続け、2010年の732万人から、2040年には約1.5倍の1,119万人まで増加するという。

東京圏の世帯数について見た場合、1980年以降は増加し続け、2010年には約1,560万世帯となったものの、今後は2025年にピークを迎えた後、減少に転じると予測している。他方、東京圏の高齢世帯のうち、夫婦のみの世帯と高齢単独世帯は今後も増え続け、2030年には世帯数全体のおよそ4分の1となる約370万世帯に達すると見込んでいる。
***引用終わり

もう、世帯数が減少する時代に突入しているのです。
これから空き家がどんどん増える、ということです。
遠い場所に新規住宅地を開発するよりも
今すでにある空き地・空き家を利用したほうが
政策としてはよほど優れていると思います。
市内中心部に住めば、通勤・通学に便利ですし
「医療環境・生活環境」もよいのです。
山の上の方の団地にお住まいだった方が
病気を持つようになり通院がむずかしくなってきたために
その家を売り払って市内中心部に住み替えた、
という話を聞くことも増えてきています。
「スーパーマーケットなどへのアクセス」
「医療機関へのアクセス」
歳をとってきた時に、これが容易なのかどうか、
生活を続けることが容易なのかどうか、
そこを考えて住まいを選ぶことが大切だと思います。
具体的には
おひとりさまになっても、住み続けることが出来る場所かどうか、です。

あそこの大規模開発地、売れないだろうと思いますがねえ・・・。

予告:
9月に、ベストセラー「おひとりさまの老後」でおなじみの
上野千鶴子先生をおむかえして
市民公開講演会を開催します。
以下に御紹介するホームページで告知をおこないますので
ときどき見て下さい。

厚生労働省 在宅医療連携拠点事業としての
ホームページを公開しました。
折口内科医院トップページの、やや下の位置に 入口を作ってあります。
当ブログの右側欄にも入口を作っていただきました。
バナーをクリックしてみてください。
http://www.origuchi-naika.jp/

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