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新型インフルエンザをめぐる状況

2014年01月30日  
中区は今朝は雨です。
そのためか、少し暖かい感じはします。
山は雪でしょうか雨でしょうか。
雨の日は花粉はあまり飛ばないのでありがたいです。

さて、
新型インフルエンザ関連ですが、
中国でH7N9がヒトーヒト感染をおこしています。

鳥インフル、人から「限定的な感染」 中国、警戒強める
朝日新聞デジタル2014年1月28日23時55分
http://www.asahi.com/articles/ASG1X5TZQG1XULBJ00K.html
中国で感染が拡大している鳥インフルエンザ(H7N9)で、中国国営新華社通信が27日、「浙江省で人から人への限定的な感染が起きている」と報じた。これまで中国政府は、H7N9型の診療指針で、「限定的で、持続的ではない」との条件付きながら、「人から人への感染は排除しない」との見解を示すなど可能性については認めていたが、今回は発生そのものを認めた。
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これについて
国立感染研究所は29日にコメントを出しました。

「依然人に感染しやすく」=H7N9型鳥インフル-感染研リスク評価
時事ドットコム(2014/01/29-18:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k;=2014012900803
中国で再び感染が広がっているH7N9型鳥インフルエンザについて、国立感染症研究所は29日、「ウイルスは、鳥から人に感染しやすく変異したと指摘した昨春から変わっていない。限定的な人から人への感染はあるが、持続的な感染ではない」とするリスク評価を公表した。
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限定的なヒトーヒト感染の状況は想定内、変わっていない、というわけです。
そんなにあわてなくていいですよ、と。
H7N9が きたる新型インフルエンザとなるかどうか、
まだわかりません。
死亡率は高そうですので、続報に注意が必要です。

新型インフルエンザ対策の訓練が各地で開催されています。
広島県内でも、各医療圏ごとに
新型インフルエンザ対策訓練が実施・計画されています。

診療所レベルでも準備がすすみつつあります。
新型インフルエンザ流行時に
診療を継続する場合には、
その医療機関の従事者は新型インフルエンザワクチンを優先的に受けることが出来ます。
「新型インフルエンザ発生時における診療継続計画書」を作って
県に提出する作業が現在おこなわれているところです。

当院はもちろん
新型インフルエンザ発生時でも診療継続しますよ。
とくに、在宅診療は継続します。
診療継続計画書は今日中に提出する予定です。

どこで買ったか、忘れました。
福山SA下りだと思うのですけども。
極辛 鶏肉マーボー
P1060043.JPG
★インフルエンザ情報
広島市も注意報レベルを越えました。
広島市で28日付、5校で学級閉鎖が出ています。
このうち安芸区 阿戸幼稚園は学校閉鎖です。
学校閉鎖というと驚きますが、
全校の子供数が7名の小規模幼稚園のようですね。

高熱+頭痛・関節痛などインフルエンザの可能性のある場合には
ボルタレンやポンタールなど手持ちの解熱剤の使用はおすすめしていません。
インフルエンザの場合の解熱剤はカロナールをおすすめします。
大人用の薬を小児に与えないことも大事です。
ときに手持ちの(成人用の)薬を子どもに与える人がありますが
危険ですので絶対におやめください。
手元にボルタレンなどの手持ちがなければ問題につながらないのですけれども。

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