ブログ

新幹線運転士の視力は

2011年08月29日  

カープ、連日の競り負け。
送りバントを失敗しているようでは、
勝てるはずもありません。
スクイズもみられませんでしたね、
1点を争うゲームになるとわかっているのに。
それと守備では、
2死で相手走者が得点圏にいる時に、
外野が前に出すぎているような。
定位置にいたなら楽々アウトの打球が頭上をこえて失点。
そこまで前に守る必要はないと思うのですが
自分の判断ではなくベンチの指示なのでしょうね。
守備では奇策はいらないと思います。
4チーム混戦から、1チームだけ取り残された感じになりました。
食らいついていってほしいですね、応援しましょう。

「眼鏡がない」新幹線運転士、緊急停止し交代
読売新聞 8月28日(日)22時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000653-yom-soci
列車運転士には、医学適性検査がおこなわれ
きびしく基準が定められています。
視力も当然要求されます。
列車運転士になるのは、簡単ではないのですね。

本日のお勉強は交通医学のお話。

ファンタ、期間限定で桃。
限定という言葉に弱く、すぐ買ってしまいますね。
けっこうおいしい。
P1000829.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

本日のお勉強
職業運転手における睡眠呼吸障害の頻度と予測因子の検討
日本呼吸器学会雑誌 2011年4月号
社会保険高岡病院内科 篠田 千恵 先生ほか
要点
睡眠呼吸障害は脳血管障害や虚血性心疾患の原因となることが知られている。
また夜間の睡眠障害による日中の眠気が事故の原因になる。
このため潜在する患者の早期発見が重要である。
40歳以上の職業運転手81名を対象に睡眠時無呼吸簡易検査を施行した。
AHI(無呼吸低呼吸指数)15以上の者が28.3%認められた。
回帰分析では
糖代謝異常のオッズ比 6.745
20歳から10kg以上の体重増加 5.374
加齢 1.136
特定健診を利用することで高危険群を抽出する可能性がある。
***

私がJR西日本に勤務中に、山陽新幹線いねむり事件がおこりました。
以来、私は睡眠時無呼吸症候群への対応をおこなっています。
医師会や、運輸経営者の集まりなどでも睡眠時無呼吸症候群の講演を
何度もさせていただきました。
某運輸会社の産業医として、社員の啓発活動も継続しておこなっています。
一般の方にも、もう珍しい病名ではなくなっていますね。
検査を受けたり、治療中の方もけっこうおられます。

でも
職業運転手となれば一般の方とは話は別で
会社のシステムとして、きちんと対応しておかないといけません。
希望者のみ検査を受けなさい、ということではいけないのです。

肥満と糖尿病には密接な関係があります。
つまりは、体重増加を防ぎなさい、
体重が増えた人は睡眠時無呼吸症候群の検査も受けなさい
ということになるのです。

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査は、自宅でできます。
イビキが大きい、
睡眠中に息が止まると言われたことがある、
昼間に眠気がくることがある、
居眠り運転した・しそうになったことがある、
高血圧、肥満、糖尿病がある、
以上のどれかに該当する、という方は
一度 呼吸器内科で御相談ください。
もちろん当院でも検査・治療に対応できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です