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日本人に合ったスピリチュアルケア

2015年03月2日  

山が霞んでいますね。
PM2.5 ,今日から「やや多い」、明日夜には「多い」
さらに黄砂も明日夜には「多い」予測となります。
外出時には用心しましょう。

さて、
在宅で療養される方を支えていきますが
本人はもちろん支えなければいけないですが
がんばっておられる御家族なども支えて行かねばなりません。
私たちの関わりは、十分だったかどうか。

関わりが必要なのは身体面だけではありません。
状態が次第に悪くなっていくなかで
本人あるいは御家族の心も揺れ動きます。
「心」の面にも配慮が必要で
緩和ケアのテキストでは「スピリチュアルケア」と呼ばれる部分です。

しかし、
緩和ケアを日本に広めた偉大な先人たちは
多くはキリスト教者であり、
英国のホスピスで研修してきた人がほとんどです。
スピリチュアルケアという言葉が示すように
キリスト教をベースにした記載がされていることが多く
日本語に置き換えが難しいことすらあります。

私たちは日本人であり
患者・家族も仏教的文化を背景にしている人が多いです。
緩和ケアのテキストや研修を受けても
スピリチュアルケア は どうもしっくりこない、
どこか違うのではないか、と思い続けてきました。
キリスト教文化を持ち込むのではなく、
日本には日本のやりかたがあるはずだ。

浄土真宗では、
「ビハーラ活動」と名付けた活動をされています。
「生老病死」に寄り添った活動です。
広島別院で定例の研修会なども開催されています。

当院で、希望どおり御自宅で最期を迎えることができた方も
30名を越えました。
昨日は、御自宅で最期を迎えることの出来た方の御遺族などに
お集まりいただき、
広島別院にて合同追悼法要、法話、茶話会を開催しました。
御家族は、当時どういう思いでおられたか、
今どういうふうに思っておられるか、
私たちはどう関わればもっとよかったのだろうか。
そういったお気持ちを聞かせていただきました。

答えはすぐ見つかるものではありません。
手さぐりで、すすんでいこうと思っています。

アバンセ古江店 ベーカリーPetit
黒毛和牛メンチバーガー
見た目よりボリュームあり、腹にずっしりきます
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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