ブログ

春先に目の回りが赤くなる女性

2012年05月14日 , 
昨日はアレルギー学会で大阪でした。
帰りの新幹線は、鹿児島行き みずほ にしました。
ゆったり乗れて、いいですね。
列車の中の電光ニュースで、広島―中日 6-6
広島がんばったのかな、と思ったら
マエケンで引き分けだったのですね、残念。
中日に勝つのは、簡単にはいきませんねえ。

アレルギー学会では教育講演、シンポジウム、専門医教育セミナーに
参加してきました。
今回のアレルギー学会では、茶のしずくせっけんの問題について
報道機関に対して、演者や座長へ個別に質問はしないよう
注意書きが貼り出されているという状況でした。
現在、訴訟になっている問題なので、
マスコミ発表などの対応は学会本部でおこなうとのことです。

あらためて皮膚からのアレルギー物質への感作
(アレルギー状態になってしまうこと)に注目が集まっています。
スギ花粉の時期に限定して、
目の回り、ほほ、首のあたり、 などの露出部に
鮮紅色の紅斑がみられることがあります。
これはスギ花粉抗原の皮膚への接触による空気伝搬性接触性皮膚炎
と考えられる、ということです。
(東京医科歯科大学皮膚科 横関博雄 先生)
アトピーの人は別に考えるとして、
非アトピーの人では若い女性に多いのだそうです。

で、
なぜ若い女性に、目の周りのスギ花粉接触性皮膚炎が多いのか?
ということを考えてみると
化粧を落とす時に、皮膚バリアも落としすぎているのではないか
ということなのだそうです。
皮膚バリアが破たんした所からスギ花粉抗原が進入し
アレルギーをおこしてしまう、という流れですね。
皮膚のバリア機能を保つことが大切です。

治療は普通の接触性皮膚炎と同じ、
プラス スギ花粉症対策です。

毎年のように春先に目の回りが赤くなる人は
スギ花粉が原因かもしれません。
アレルギー専門医に御相談ください。

皮膚バリアの問題は明日も御紹介します。

早朝からガッツリは食べられませんので、
ミニ弁当でじゅうぶんです。
これは先月の呼吸器学会に参加したときの写真。
P1000128.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です