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最善を期待し最悪に備える

2020年12月25日  

雨が降ると、寒いですね。
やっぱり冬だ、ということを実感します。
往診・訪問診療の時には 雨がやんでくれていると 助かるんですけどねー。
まあ、そう都合よくはいきません。

 

昨日は 夜に御自宅での看取りがありました。
12月24日の夜だろうが、12月31日だろうが、在宅看取りはあります。
在宅医も、訪問看護さんも、ケアマネージャさんも、みんな出動です。
在宅チーム、がんばっていますよ!

年末や正月くらいは病院ではなく 家に帰りたい、家に帰らせてあげたい、と思われる方、
まだ間に合いますよ。
病院の相談室や看護師さんに 御希望を伝えてください。
「今日帰りたい、今から帰りたい」というような急な依頼であっても
私たち在宅チームは その依頼にこたえたいと思っております。

 

さて、新型コロナですが。
グーグルAIの予測では、
広島県のPCR検査陽性数、入院を要する患者数 ともに
これまでの予測数より 減った予測となっています。
それでも 陽性数600超え、入院要する患者数4000程度です。
最多であった予測数の 約3割減、というところ。
これでも とうてい対応できる数ではありません。

緩和ケアの領域で よく言われる言葉ですが、
“Hope for the best, and prepare for the worst”(最善を期待し最悪に備える)
というのがあります。
「最悪の事態・状態」を想定して、
そうならないように 先回りして しっかり対応をしておかねばならないのです。
それが 緩和ケアに従事する者の 腕の見せ所。
私どもは 「想定外」なんていう発言は しないし、したくないのです。
(政府や原発電力会社などは 想定外 という言葉を連発しますけれども。)
AI予測は「最悪の状態を具体的に教えてくれた」と考え、
そうならないように がんばりましょう!

 

で、
もっと最悪な予測となっているのが東京です。
1月15日頃にはPCR陽性数が2000。
入院を要する患者数が1月17日頃には12000人。 これは・・・。対応不能な数です。
今、東京は毎日毎日 「その曜日での最多更新」が続いています。
このAI予測、あんがい はずれてはいないのかも、と思ってしまいますよね。

東京では「外出自粛、家の中でもマスクを」という呼びかけです。
外出できない、となると 戒厳令なみ。
どうせ戒厳令ならば、JR、地下鉄、バスなど 止めてしまえば 患者数減少するかもしれないです。

不要不急の外出は控えましょう。
年末年始の会食はやめましょう。
帰省は今年はあきらめましょう。
クリスマスも正月もステイホーム!
よろしくお願い申し上げます。

 

昨日は やっぱりケーキですね。
マドモアゼル フルーツティラミス
ホールのデコレーションケーキは完売でしたので、
小さなケーキを買いました。
これでショーケース内のケーキは完売!
御近所においしいケーキ屋さんがあるという幸せ。

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広島ブログ

医療現場への負担を軽減するためにも今一度、
・屋内ではマスクを着ける
・3密を避ける(特に職場での休憩時間や会食)
・こまめに手洗いをする
といった、基本的な感染対策について徹底しましょう。
よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウィルス感染症に心で負けない行動を!
http://www.pref.kagoshima.jp/ab16/kurashi-kankyo/jinken/jinkenkeihatu/documents/80057_20200709172544-1.pdf
鹿児島県の呼びかけですが、とてもすばらしい! ぜひお読みください。

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