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欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか

2012年06月21日  

Yomiuri online の中の
ヨミドクター yomiDr というコーナーです。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60441&from=osusume&google_editors_picks=true
一部引用***
高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、口から食べられなくなるのは当たり前で、胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、国民みんなが認識しているからでした。逆に、そんなことをするのは老人虐待という考え方さえあるそうです。
ですから日本のように、高齢で口から食べられなくなったからといって胃ろうは作りませんし、点滴もしません。
***引用終わり

自分で食物をとることが出来なくなれば、死ぬ。
それは全ての生物に共通の大原則です。
人間だって、ほんの少し前まではそうでした。

ところが、
今や人間は
胃ろうや高カロリー点滴という方法を編み出し、
自力で食物をとれなくても生きることが可能となっています。

それは科学・医学の進歩ではあるのですが、
すべての人がその技術を受けるべきだとは思えません。
たとえば
100歳以上の人に抗がん剤を使用することはないでしょうし、
100歳以上の認知症ねたきりの慢性腎不全の方に
新たに人工透析をしようとは誰も言わないでしょう。
使える技術はあっても、
「使うべきかどうか」、という判断が必要なのです。

高齢になり食べられなくなってくれば死ぬ、それでいい、
ただ苦しまないようにだけはしてください、
と話される方は多いのです。
欧米では胃ろう寝たきり老人がいない、
胃ろう高齢者がこんなに多いのは日本だけにみられる特殊現象だ
ということは知っておくほうがいいと思います。

そのかわり
欧米では、食べてもらうための工夫・援助は
しっかりやります。
口から食べてもらうための努力は精一杯おこなって、
それでも食べられなくなった場合には
それ以上のこと(強制栄養投与)はしない、
ということなのです。

じゃあ、子どもが食べられない時はどうなんだ、と言う人がいますが、
ここで問題にしているのは高齢者なんです。
タイトルにも、ねたきり老人 と明記されています。
胃ろうも、もともとは小児のために開発された技術なのです。

どういう死をむかえたいですか?
どういう生き方をしたいですか?
最期まで自宅で暮らす、ということも出来ます。
ぜひ考えてみてください。
そして、子供たちに考えを伝え、
書面にしておきましょう。
書面にすることも、大事です。

博多からの帰りは博多駅で駅弁です。
九州駅弁グランプリ3位、呼子萬坊の いか三昧弁当。
とても手が込んでいます。
ちなみに上位はこうなっています。
http://manbou.typepad.jp/blog/2012/02/%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E9%A7%85%E5%BC%81%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E7%B5%90%E6%9E%9C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%84%E3%81%8B%E4%B8%89%E6%98%A7%E3%81%8C%E7%AC%AC%EF%BC%93%E4%BD%8D%E5%85%A5%E8%B3%9E.html
【優 勝】佐賀牛すき焼き弁当(武雄温泉駅)
【準優勝】有田焼カレー(有田駅)
【第3位】いか三昧(博多駅)
全部食べてみたいですね。
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