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活性にごり酒 臥龍梅

2019年10月26日  

雨ということもあり、朝は涼しくなりましたね。
これからはカゼひかないような注意が必要です。
今のところ広島で流行のきざしはありませんが。
手洗い、咳エチケット、よろしくお願いいたします。

インフルエンザワクチンの接種、はじまっています。
高齢者で施設利用される方などは もうスケジュールが組んであると思いますので
予定どおり受けましょう。

 

さて、
「薬は新しいものが良いのだ」とは限らない、というお話です。

インフル新薬「ゾフルーザ」12歳未満への投与は慎重に
NHKニュース 2019年10月17日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191017/k10012135391000.html

インフル早期流行の裏で治療薬市場の勢力図に異変
日経ビジネス 2019年10月9日
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00361/

 

1回の内服でいいインフルエンザ薬が出た、
ということで
昨年は これを希望される方がかなりおられました。
うまく経過する人もいますが、
どうも変だぞ? というのが 実際の現場だと思います。
確かに1日で熱は下がるのですが、
3日目くらいになると 再度 熱が高くなる、という人も多かったのです。
これまでのタミフルやイナビルでは、このような事例は少なかったので
ちゃんと患者をみている医師・医療機関では
違和感を感じていたところが多かったのではないかと思います。

耐性率がかなりある、という報告も出ました。
しかし、耐性ウィルスだとすると 「最初に熱が下がる」、ということは 説明できません。
ですから、理由は不明です。

 

まあ、何にせよ
当院では
新薬に飛びついて 処方する、ということは ほとんどありません。
評価が定まってから、自分の頭の中で手順書が出来てから処方する、ということが多いです。
みなさんも
「新しい薬が出たそうなのでアレをください」、
とは 言わないほうが安全だと思いますよ。

 

活性にごり酒が好きです。
臥龍梅

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