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準備を万全にしようと 思わないこと

2023年02月28日  

【お知らせ】
都合により3月4日(土)は 休診とさせていただきます。
御迷惑をおかけし申し訳ございませんが、どうぞ御了承ください。

 

昨日は 暖かくなりましたね。
往診・訪問診療のさいに、 ベストは不要でした。
ありがたいことです。
でもまあ、花粉は多かったですね、仕方ないことですねえ。

 

さて、
病院を退院し、自宅療養を選択する場合ですが。
人生の残り時間がどれくらいあるのかで、 スピード感は 違ってきます。
違ってくるべきです。

余命があと半年、と予想されるならば 在宅チームをしっかり組織し、
退院前カンファレンスもおこなって 顔つなぎをして、準備を万全にしてからの退院がよいでしょう。
しかし
余命はあと少ししかない、2-3週かも、あるいは数日かも、という状況であるならば
準備なんか どうでもいいのです。
まず 早急に退院しなくてはいけません。
なぜなら、何が一番重要か、といえば「自宅に帰ること」だからです。体制を整えることではないです。
退院した後に 御自宅で 「在宅ケアカンファレンス」をおこなう、という運用もあるのです。
あとのことは 在宅チームにまかせてくれればよいです。

 

日赤病院や県病院、市民病院の 患者支援センターからは
そういった「急ぎの事例」の依頼が ばんばん入ってくるようになっています。
当院は「緊急の依頼に 緊急で動いてくれる在宅医」という評価になっているのでしょう。
退院されたら 可能なかぎり その日のうちに往診するようにしております。
患者さん・御家族の希望をかなえるために 大事なのは
形式を整えることではなく、まず家に帰ることなんです。
これらの病院は、このことが 理解され行動されております。

ところが某病院では。
退院前カンファレンスの日程を 少し先に設定し、
「患者さんの状態が悪化したので 退院は延期になりました」
という対応を おこなっています。
急ぐ患者と ゆっくりでよい患者の 仕分けが 出来ていないんです。
一番かわいそうなのは 自宅に帰りたかった御本人・御家族でありまして、たいへん困ったことです。
「準備万端にしてからの退院」 を 全員が必要なわけではありません。
準備なんて 在宅チームに任せてくれて 「まず退院」 で いいんです。

在宅チームが まだ信頼を得ていない、ということなのかもしれません。
我々は もっとがんばらねば いけません。

 

26日の日曜日。吉香公園で梅見のあと 柏原美術館を見て、岩国から周防大島に向かい、昼食は 食在周防あらかわ です。
食べログ
https://tabelog.com/yamaguchi/A3506/A350603/35001043/
大型バイクツーリングのグループ、
MINI(外車)ツーリングのグループなどが 訪れており、
私たちは 予約なしで入れましたが、
そのあと 予約で満席 の表示となり、あとは入れなかったみたいです。

お客のほぼ全員が 釜飯を食べるお店。ある意味、すごいですね。
釜飯は注文してから約25分かかりますので、予約して行くのが いいかも。
釜飯が出来るまで 刺身盛り合わせ

緩和ケア薬剤師は 鯛釜めし。私は せと貝釜めし

釜飯は 残るようなら 持ち帰りも出来ます、と 案内されますが、
おいしくて 全部食べてしまいました。お腹いっぱい!
他のお客さんも 持ち帰りの人はいませんでした(我々の見える範囲内)。

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吉島病院 創立70周年記念 地域祭り
日 時;令和5年3月11日(土) 9:50~15:00
場 所;吉島病院
当日、駐車場はイベント会場で使用しますので、お車でのご来場はご遠慮ください。

地域祭りでは 特別講演が2つ あります。
特別講演会1:11:00~12:00
講演:吉島病院の70年史
講師:院長 山岡直樹 先生

特別講演会2:13:30~14:30
講演:吉島病院で学ぶ この町で自分らしく生きていくための方策
講師:原爆養護老人ホーム舟入むつみ園医師 有田健一 先生
この有田先生の講演のなかで
おそらく ACP(人生会議)のお話が出ると思います。
人生会議って なんじゃろ?
と思っておられる方は ぜひ御参加ください。

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