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皇居ラン デビューしてみた

2014年06月2日  

カープ、楽天に勝って、よかったよかった。
楽天に連敗は出来ませんものね。
巨人も阪神も勝っているので、ゲーム差が開かないのが残念です。
巨人にじわじわ詰め寄られていますので、正念場ですね。
応援しましょう!

この土日は、東京に行ってきました。
子どもたち(=孫たち)が、異動・転勤など
全国いろいろ移動しております。
まあ、それは仕方のないことなんですけどね。
東京の新しい住み家を見て、
買い足さなければいけないものを購入する、という
ジジババの楽しみ、役割があるんですね。
孫といっしょに食事をする、というのは、本当に楽しいものですね。

さて、
食事会のあと、
ホテルに帰ってテレビのスイッチを入れたら、
NHKの番組はこれでした。

シリーズ日本新生
日本の医療は守れるか?
~”2025年問題”の衝撃~
2014年5月31日(土)午後9時00分~10時13分
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0531/
誰もが、いつどんな時でも自由に病院を利用できる日本の医療が今、深刻な危機に直面しています。原因は、団塊の世代が75歳に達する“2025年問題”。患者が増え、医療費が急増すると予測されているのです。この危機をどう乗り越えるのか?今、「病院から在宅への転換」など、これまでの日本の医療を見直す、様々な改革が議論されようとしています。一方、財政面の視点ばかりに重きがおかれ、患者や家族が置き去りにされるのではないかと不安視する声があがっています。2025年まで、あと10年余り。医療費の伸びを抑えながら、安心できる医療をどう築いていけばよいのか?市民のみなさんの不安の声や、住民ぐるみでわが町の医療を守ろうと立ち上がった地域、世界の取り組みなどをもとに、議論します。
***

終わりのほうだけ見たので
番組全体の文脈は把握できておりませんが、
勤務医の先生が
「もっと施設をたくさん作るべきだと思う」、
と主張されていました。

私たちは、実はそう思っておりません。
施設を作れ、という話になるのは
年間160万人が死亡する時代になるのに
病床数は増えないし、施設や在宅での看取りを増やすしかない。
医師、看護師、ヘルパーを集中させ効率よく看取るためには
対象者を1か所に集めたほうがよい(=施設)という考え方があります。
でも
これは 「全体でみてどうか」、という視点であって、
政策的にどうか、という問題とは別に
個人の思い、
患者の希望に応えられるシステムを作るべきだと思っているのです。

勤務医の先生は、
「状態がよくなったら家に戻す」、と思っている人がいます。
その裏返しとして
「状態がよくならなかったから家には帰せない」、という話に
つながっていきます。
「こんな状態だから家に帰せません。」
でも
私達、在宅医療をやっている人間にとっては、
もう寿命がほとんどない、残された時間はない。
そういう状況だからこそ
家に帰りたい患者は、できるだけ早く自宅に戻らなくては、
と思うのです。
「こんな状態だからこそ、早く家に帰してあげましょう。」
本人が、家に帰りたい、家で死にたい、と言っているなら
状態が悪ければ悪いほど、できるだけ早く家にかえしてあげないと
家で過ごせる時間がなくなってしまいます。
家に帰ったことを喜ぶ時間がなくなってしまうのです。

家に帰りたいと言っても
こんなんじゃ、家は無理ですよ、と病院主治医に言われた患者を
出来るだけ早く家に帰す。
それが出来れば
家に帰ったことを喜ぶことが出来る。
そこから後は、食事も水分もとれなくなって死亡するにしても
「意識のある間に家に戻れて本人・家族はとても喜んだ」
という状況を作ることは出来るんです。

我々在宅医療チームは
退院してその日や翌日に亡くなられた人をたくさん知っています。
家に帰りたいとずっと言い続けていて、1日でも家に帰れて良かったね。
最後の最後に希望がかなってよかったですね、という方を。

病院勤務医の先生は
私達在宅医療チームが在宅現場で何が出来るのか、
御存知ないのだと思います。
「こんなの、家では絶対無理」と その先生方が判断する状況の患者を
在宅で引き受け、希望に沿った生を最後まで生きていただくことが出来る、
ということを
もっともっと勤務医の先生方に知ってもらう必要があります。
がんばりましょう!

今回の東京の目的の一つは
皇居ランにデビューすることでした。
なにごとも、目で確かめてみないとね。
朝の8時頃には皇居ルートはすごい人です。
早い人も、遅い人も、走れなくなって歩く人も。
気温予測が33℃、黄砂も来ておりますので
1周だけ走りました。

私が勘違いしていたのは
皇居ランというのは、ずっと平地だと思っていました。
実際には半蔵門あたりが坂の頂点で、
コースはだらだら上り、だらだら下る。
けっこう下り坂も上り坂も長いこと長いこと。
平地はほとんどないといっていいほどです。
心肺にかなり負荷のかかるコースだということがわかりました。
なかなかチャレンジングなコースでした。

それと、
今回感心したのは
「皇居ラン」 という「ブランド」が確立したので
周辺に商売のネタがたくさんみられたこと。
丸の内側にも、半蔵門側にも
スポーツショップなどの運営するランニングステーション
(ロッカー、更衣室、シャワー完備)もありますし、
ワコールは半蔵門すぐそばに女性用更衣設備も作り
ランニング用タイツのレンタルも開始しておりました。

むかしはパレスホテルの宿泊外人さんが
皇居まわりを走る、という姿を見て
わざわざ海外旅行にランニングシューズを持参するなんて、
と思っていたのですけども。
今では皇居に近いホテルでは
「皇居ランニング宿泊プラン」なんていう形で
売り出しもおこなうようになっています。

たとえば
パールホテル八重洲
東京駅にわりと近いのでよく利用しているホテルです。
皇居でランニングプラン♪朝食付き
http://www.pearlhotels.jp/script/reserve_search.php

帝国ホテル東京
「インペリアル ジョギングステイ」プラン
期間限定で試行されたようです。

広島だと
広島城ランニングコースを整備して
「広島市内のランニングコース」として定番となれば
本通りにランニングステーションとして
あるいはホテルの宿泊プランとして
商売として成立していくと思いますよ。

皇居ラン 桜田門あたり
P1070403.JPG
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