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睡眠時無呼吸で事故の判決

2014年07月5日  

カープ、マエケンで勝利、いいですね!
さすがマエケン、頼りになります。
勝利数がリーグトップタイに並びました。
今日はバリントン。
ヤクルトには3タテでいきましょう。
今日も応援しましょう!

昨日は、午後から視界はかなり良かったですね。
夕方からはPM2.5「少ない」の予報でした。
予報の正確度はかなりのものですね。
時々は九州大学スプリンターズをチェックしましょう。



さて、
睡眠時無呼吸による事故の判決です。

睡眠時無呼吸症候群の影響認めず 4人死亡事故で禁錮刑
2014年7月4日20時16分
http://www.asahi.com/articles/ASG745WYGG74UTIL03N.html
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響で、眠気を感じる間もなく意識を失った」とする被告側の無罪主張を退けた。
***一部引用


当方は交通医学の専門家でもあります。
その立場から言うと、
「この事故は睡眠時無呼吸のせいであって
自分の責任ではない、無罪だ」、
という主張は認めるべきではありません。
もし この主張が認められるならば
睡眠時無呼吸と診断されていたり、
睡眠時無呼吸が疑われる状況にあるドライバーが、
「あえて検査や治療を受けない」
という事態になることが想定されます。
病気のせいにでき、それで無罪になるならば
それは「無敵の切り札、エースカード」になるからです。
運転中の眠気を自覚している人が
睡眠時無呼吸の検査を受けることも減ってしまうでしょう。


ですから
こうした事例について正しいと思う裁定は、
原因は問わず事故に相当の責任(懲罰)は課す。
その上で、睡眠時無呼吸の検査や治療を受ける努力をしていたかどうか、
を問う ということです。
きちんと検査や治療を受けているにもかかわらず、
それでも事故につながった人については
減刑を考慮することもよいでしょう。
しかし、
あえて検査や治療を受けず、避けてきた人については
厳罰を与えるべきだろうと考えます。
未必の故意、に匹敵する悪事だろうと思うのです。
車の運転をする、ということは
それだけの責任の重大性を認識することが必要なのだ、
ということなのです。


当方は、日本呼吸器学会専門医として
睡眠時無呼吸症候群の検査・治療に対応しています。
また、交通医学の専門家として
JR西日本・JR貨物・JRバスで産業医もつとめてきましたし、
現在も某公共交通会社の産業医もつとめています。
もし、
運転中に眠気を感じることがある、
イビキが大きいと言われる、
睡眠中に息が止まると言われたことがある、
などといった方は
ぜひ早めに御相談ください。
睡眠時無呼吸の検査は自宅で出来ます。
きちんと治療を受ければ
健常人と同じレベルのパフォーマンスを保つことが出来ます。
事故をおこしてからでは遅いですよ。


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おいしいですよね。

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