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稲わらが基準値以下になるには150年

2011年07月21日  

4業者が6県の農家に118㌧販売 セシウム汚染の稲わら
47NEWS 2011/07/20 14:44 【河北新報】
http://www.47news.jp/news/2011/07/post_20110720145320.html
この記事によれば
稲わらから基準値の25.7倍の放射性セシウムが検出された、とのことです。

セシウムの半減期は30年。
放射能が半分になるのに30年かかります。
25.7倍が基準値以下になる年数を計算してみましょう。
2x2x2x2x2=32
半分になることを5回くりかえせば基準値以下になります。
4回では16分の一ですから基準値をまだ超えています。
つまり120年ではダメで150年かかる、というわけです。

稲わらに検出された、ということは、
その地域一帯にセシウムが降ってきて土壌汚染されている、
ということを意味しますので
稲わら基準を適用するとしたなら
地域が安全になるには150年近くかかる、ということになります。
稲わらに限らず、野菜も果実も畜産も
全部ひっくるめて150年は出荷すべきではありません。
福島全域とは言えないが、少なくともそういう地域がある。

なでしこ優勝のニュースのあとで農家の方が
「勇気づけられた。早く元の場所にもどりたい。」
というような内容をTVで語っておられました。
でも、それとこれとは別。
少なくとも30年、長ければ150年は元の場所に戻れないし
当然農業はできません、農産物の出荷もできません、
と農家に伝えないといけません。
あなたが生きている間には、もとの土地には戻れない可能性が高い、と。
実現しない希望を持ち続けさせるのは不幸なことであり、
「引導を渡す」役目も大事だと思います。

解決策は、何度も述べていますように、「移住」です。
農家が安心して生活し農業をするには移住するしかないと考えます。
農作物を全部放射線検査する、という方向性も間違っており、
放射能を計らなくてよい場所で農業をすべきなのです。
現地の子ども達が安心して学び遊び、水を飲み食事をすることができるためにも
安全な地域に全員で移住すべきだと考えます。
その費用は当然 東京電力が負担することになりますね。

夢天文台アストロ、café galette に行くための看板。
広島北ICから豊平どんぐり村方向を目指して走っていると
目印看板が出ています。
P1150513.JPG
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