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総合内科専門医に合格

2014年12月13日  

寒いですね。
この週末、クリスマスの買い物などで店はにぎわうと思います。
インフルエンザに御用心ください。


さて、
昨日、日本内科学会から総合内科専門医試験の合格通知が届きました。

在宅医療をやっていると
自分ひとりで判断しなければいけない局面も多いです。
目の前の患者さんに対して
専門分野でないことにも、「妥当」な判断を下さねばなりません。
その領域の疾患は苦手だとか、言ってはおられません。
そこで
総合内科専門医の試験(9月)を受けることにして
内科の全ての分野について
春から9月まで半年間、再勉強をおこなってきたのでした。
これまでは、内科学会については「認定内科医」であって
「内科専門医」ではありませんでした。
「認定内科医」の資格があれば、
専門領域(例:呼吸器学会、アレルギー学会など)の
専門医試験を受ける資格として認められていたので
とくに「内科専門医」を受ける必要性もメリットもなかったのです。

内科の全分野について
本や学会誌を読み、最新知識(アップ ツー デート)を仕入れ、
そして試験問題集に挑戦してきました。
内科の全分野について、まんべんなく底上げを果たすという目標は
達成されたと思います。

睡眠時間を削り、読書時間・テレビ見る時間を削り
こうした勉強時間に充ててきて
50歳代後半のこの半年間はきつかったです。
これだけ集中して勉強することが出来たのは
体力的にも今回が最後になるであろうと思います。


届いた個人別結果表には
各分野の得点(受験者の平均点も書いてあります)が書いてあります。
それをみると得意分野・不得意分野は一目瞭然です。
アレルギー・膠原病、呼吸器、総合内科、感染症はいい得点です。
神経分野が少し弱いですね。
一般問題とアップ ツー デート問題はほぼ平均点ですが、
臨床問題にかなり強い、という結果です。
臨床家としては うれしい成績になっていると思います。


不得意分野についてみますと、
私がこれまで赴任してきた病院には(大学病院を除けば)
血液内科と神経内科はありませんでした。
なにしろ血液腫瘍患者の抗がん剤治療は
私が主に担当していたくらいです。
(抗がん剤の使用経験が病院内で一番多く、
副作用対策などの経験も多かったのです。
今でいう腫瘍内科医の位置づけでありました。)
病院に神経内科医がいないために、神経疾患の患者数は少なく、
診療した経験は限られたものとなっていました。
それで神経分野については勉強量も臨床経験も少ない、ということになったのだと思います。
前期・後期研修医時代に いろいろな疾患をまんべんなく受け持つ、
ということが いかに大事か、よくわかります。


そういうわけで
内科の全分野のレベルアップをする、
ということは出来たと思います。
診療の一定以上の水準は確保して、
今後も患者さんのお役に立っていけるだろうと思います。
ぜひ何でも御相談ください。


ちょうど いい日本酒が届きました(宗玄 純米大吟醸)。
冷やしておいて合格の祝杯としたいと思っています。


アンリ・シャルパンティエ 神戸大丸で購入。
地産地消(県産県消)に こだわりのあるお店です。
兵庫県産いちぢくを使用したフィナンシェ

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★インフルエンザ情報
安佐南区の小学校と中学校で学級閉鎖が出ています。
週末のショッピングセンターを通じて感染が拡大しそうです。
マスク、手洗い、咳エチケットよろしくお願いいたします。

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