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老人ホームに医師が毎日顔を出す時代に

2014年05月8日  

カープ、福井投手先発、残念でしたね。
あの年、早稲田大学からプロ入りした3人の投手は
それぞれ苦戦しているようです。
福井投手が一番の苦労人のようですから応援しているのですけどね。
今日は大瀬良投手。
同一カード3連敗しないよう期待しましょう!

さて
同一といえば
「同一建物」への訪問診療の制度が
この4月から変更になっています。
従来どおりの「2週間に1回、まとめて全員診療」では
診療報酬が従来の1/4の額に削られたのです。
厚生労働省は1/4減算にならない例外条件を例示しておりまして、
1日に1名だけ訪問診療をした患者については
1/4減算の対象としないでよい。

こうなりますと
時間をやりくりして
ある施設(マンション等も含む)について
1日1名ずつ診療する割り振りをおこなえば
報酬減にならなくてすみます。
そのかわり、毎日のように施設に顔を出すことになるわけですが。
バラバラ・グルグル方式なんて呼ばれたりしています。

施設側として、
毎日医師が顔を出すなんてうっとおしい、
と思う所もあるようですが
毎日医師が来てくれて、相談しやすくなってありがたい
と思う所もあるようです。

当方はこの4月、ある認知症グループホームについて
バラバラ・グルグル方式を試行してみました。
ちょっと微熱が出た、
ちょっと便秘気味である、
ちょっと夜間興奮がみられ不眠、
等々、
わざわざ往診をしてもらうほどではないが
相談しておきたい、という内容もけっこうあるので
施設の職員からは
医師が毎日のように顔をだしてくれるので
安心、ありがたい、相談しやすい、
といった「高評価」になっているようです。

厚生労働省のねらいはココだったか、と
思ったりしている状況です。

ただし、
このバラバラ・グルグル方式を続けていくには
医師の負担が大きすぎますので
この制度で継続していくには
これに対する対応をとっておくことが必要となります。

また
同一建物の患者については
別紙様式14 という非常に複雑な表を
添付して提出することが求められていました。
当院はエクセルで様式14作成できるように準備していたのですが
全国から厚生労働省に批判が殺到したようで
9月まで様式14提出は実施しなくてよい、という通達が5月7日に出ました。
「同一建物」をめぐる混乱は
9月に第二弾がやってきます。

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今週の花
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