ブログ

腫瘍外科がん診療連携セミナー

2014年01月22日  

寒いですね。
昨日は往診の車が温まらないうちに
患者さん宅に到着してしまうような状況でした。
冷たい手で診察しないように、気を付けているのですが
昨日は本当に寒く大変でした。

ここで、お知らせです。
当院の診療は、2月から火曜日・水曜日の午後は
予約制とさせていただきます。
往診・訪問診療の件数が増え
急な往診でクリニックを空けることも多くなり
お待たせすることも多くなってきたためです。
御了承ください。
火曜・水曜の受診は午前中にお願いいたします。

さて
昨日は広島大学 腫瘍外科がん診療連携セミナーに
出席してきました。
呼吸器外科、乳腺外科、食道外科の3グループから
最新の治療についての紹介がおこなわれました。
どういうわけだか
当院にもセミナー案内が来たので参加したものです。

細かい内容の紹介は省きますが、
広島大学の腫瘍外科が大きく進歩していることがわかりました。
まずは、
日本を代表する水準、世界に認められる水準になってきたこと。
抗がん剤は、通常の病院ですと
国内で認可され市販になった後の薬しか使用できません。
しかし国内あるいは国際的な臨床治験グループに参加できていれば
国内で使用できないはずの未承認薬を使用し治療を受けることも可能です。
次は、
内視鏡治療が非常に進歩してきたこと。
たとえば乳がんに対して、
ばっさり乳房を全部摘出するのではなく
乳房温存術がおこなわれるようになっています。
広島大学では内視鏡治療を乳がんにも導入しており、
乳房の外観や機能をほとんど残すことが可能になっています。
乳がんに対する内視鏡手術の件数は国内2番目だそうです。
そのほか
乳がんの遺伝子検査・遺伝相談などもおこなわれており
BRCA遺伝子の検査ができるのは県内では大学病院のみだそうです。
海外の有名女優が乳腺の予防的全摘術を受けていましたね。
こういった相談窓口が用意され、カウンセリング体制が整っています。
最後は
病院のしきいを低くする努力を開始されていること。
昔は大学病院というと、白い巨塔のイメージがありました。
受診するにも非常に敷居が高い。
予約も取りにくく、予約していても待ち時間も非常に長い。
そういったイメージを一掃しようとされています。
クリニックからの紹介患者であれば
午後からの診察予約をとることも可能なのだそうです。

大学病院での加療を希望される方は
まずかかりつけ医を決め、
そこから紹介をしてもらうようにして下さい。

鞆の浦のホテルで買ったおみやげ タイロール
P1060039.JPG
★インフルエンザ情報
南区の中学校、西区の小学校、安佐北・安佐南の幼稚園で学級閉鎖が出ています。

コメントは受け付けていません。