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自爆営業

2014年01月10日  

中区は雪です。
寒いですね。
本日は朝、1軒の往診がありました。
胃腸炎もインフルエンザもこれから流行ピークがきます。
高齢者にとっては命とりになる病気です。
家族全員、手洗いをしっかりおこなってくださいね。

さて、
昨年末から日本郵便の「自爆営業」の存在が明らかになって
いくつかのニュースで取り上げられています。

波紋広がる日本郵便の年賀はがき「自爆営業」~大量の販売ノルマ、自費で購入し転売…
Business Journal 2014/1/1
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140101-00010001-biz_bj-nb&ref;=clipRank
日本郵便社内における年賀はがきの「自爆営業」に関する議論が再燃している。

この問題については、以前から一部メディアやインターネット上などで取り沙汰されてきたが、大手メディアによる詳細な報道としては、昨年11月17日、朝日新聞が、日本郵便が郵便局に勤務する非正規社員に対し年賀はがき4000枚販売のノルマなどを課しており、一部社員の間では自費で買い取る自爆営業が習慣化していると報じた。同紙によれば、ノルマを達成できない場合には「実績の低い者は給料泥棒だ」「営業やらんかったら、辞めてくれて構わない」などと上司から圧力をかけられたり、社員が自費で買い取った年賀はがきが金券ショップやネットオークションで転売されているという。
***一部引用

営業職については
販売ノルマがあるのは当然かもしれません。
達成できればボーナスを上乗せする、
という制度であれば まっとうな会社でしょう。

しかし
営業でない職種についても、ノルマは一般的かもしれません。
製造部門や総務・人事部門などに対して
社員割引販売価格で自社製品を購入できるという特典がある会社は多いですが
やはり販売ノルマ(この場合には購入ノルマ)が
存在している会社も一般的ではないでしょうか。

たとえば
私はJR西日本に在籍していた時期があります。
広島鉄道病院に勤務していたのですけれども
医療職に対しても「販売ノルマ」はありました。
乗車券に限らず、JR駅の窓口等で販売する演劇やコンサートチケット、
関連ホテルの利用なども販売ノルマに算定することが出来ます。
ノルマといっても、達成出来なくても罰則があるわけではありませんが
達成したら会社から表彰されます。
昇進考査にはノルマ達成が評価の対象になるのです。
ですから、私達医療職とちがい「本物の鉄道マン」たちは
ノルマ達成に真剣に取り組んでおりました。
達成するのは当然、という職場の雰囲気があるのです。

私が子どもの頃、
国鉄に勤務していた叔父にあたる人から
我が家は鉄道利用のチケット等をもらうことが時々ありました。
自分たちが行けなくなったから、
という理由で切符をくれていたと思うのですが
私がJRに就職してはじめて、
この切符はノルマ達成のために自分で購入していた切符だと悟りました。
当時は子供だったので、余った切符をもらえてうれしいな、
という程度の認識しかなかったのですけれどもね。
これも自爆営業と言えるものだったのでしょう。

今回報道された日本郵便に販売ノルマがあり
自分で購入してノルマ達成する「自爆営業」は
けっして珍しいことではないと思います。
よい事かどうかは別として。

自爆営業のない社会になればいいのでしょうね。

そごうトリコロールのパフェ
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