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薬を減らせば報酬がもらえる。すると どうなるか。

2022年06月18日  

カープですが。
大瀬良投手でも あきませんか。
今日は森下投手です、応援しましょう!

昨日は、幟町圏域の多職種連携会議でした。オンラインです。
テーマは「ポリファーマシー」について。
講師は 私と、らいおん薬局 竹本貴明さんの二人。
講師やスタッフは 会場に集合して、参加者は御自宅で、という形式でした。
2年前に企画されていたのですが、コロナで延期、延期となっていたものです。

2年前と違ったことがあります。
2年前は、ポリファーマシーというのは ちょっとマニアックな世界で、そんなに市民権を得ている用語ではありませんでした。
とくに病院の方々には 「何それ」だったと思います。
ところが。
その後、国からは 薬剤を減らすよう 締め付けが非常にきびしくなってきました。
たとえば。
病院に入院したなら、薬剤チームでカンファレンスをおこない、薬剤を少なくして退院させれば 診療報酬がつくようになったのです。
そんなことすりゃ、病院にとって 薬剤を減らすというのは 基本の大命題になりますよね。
病院職員にとって、昨日まで「何それ」だったものが、急に「収益を上げるための絶対義務」となったわけです。

昨日まで 薬剤の副作用・有害事象のことなんて 考えたことがないメンバーを集めて、
薬を無理やりにでも減らす、ということになったわけですから、
現場では 問題が生じてくるケースも みられるようになりました。
「必要な薬を ○○病院が減らして(中止して) 退院させてきた」というように。

ポリファーマシー対策というのは、国の大きな政策の一つです。
一つには 薬が減れば それだけ医療費削減につながるため、ではありますが。
ですから、最近では いろいろな資料が出てきて、理解しやすくなってきています。
興味ある方、医療介護福祉の関係者の方は ポリファーマシーを検索してみてください。
そして、困ったことに、
診療報酬を得るために 「患者の状況を無視してでも 無理やり薬を減らす病院」が出現してきており、
在宅現場の混乱は増加している、ということも お伝えしておきます。
私ども在宅医・在宅チームから見て、「よい病院・ダメな病院」の判断をする場面が
多くなってきていますよ、ということなんです。
近いうち、大きな問題として クローズアップされてくる問題点です。

 

最近食べた和菓子
吉田松陰 串団子。
玖珂パーキング上り で 購入したものです。
パーキングで買ったものには 時にハズレがあるのですが、これはなかなか よいです。おいしい。

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コンサートのお知らせです。
人の心に平和のとりでを築くコンサート2022
NPO法人 音楽は平和を運ぶ 主催
https://music-peace.jp/
音楽には国境がなく、言語・宗教・民族の壁を乗り越え調和を生む力があります。音楽を愛する市民の力を集め、音楽を通じて平和を発信したいという趣旨から、広く市民から演奏者を公募しています。

日 時:2022年7月24日(日)15時 開演
場 所:広島文化学園HBGホール
入場料:2,000円(全席自由)※未就学児のお子様の入場はお断りしております。
出演者:指揮:田中 祐子/平和を運ぶオーケストラ/平和を運ぶ合唱団
演奏曲:L.v.ベートーヴェン / 歌劇「フィデリオ」より序曲
L.v.ベートーヴェン / 交響曲 第5番「運命」
W.A.モーツァルト / アヴェ・ヴェルム・コルプス
G.フォーレ / レクイエム ニ短調 Op.48

※チケット申込みはこちらから
https://music-peace.jp/ticket.html

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