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認知症治療と漢方薬

2019年03月7日  

雨がふると、寒いですね。
往診・訪問診療で市内を走り回っていますが、
外は寒い、室内は暖房がきいて暖かい。
服装での調整が必要ですので、こまめに対応しましょう。

昨夜は中区在宅医療・介護連携研修会・認知症研修会.に参加してきました。
講演:認知症治療における漢方薬
講師:神奈川歯科大学附属病院 眞鍋雄太 教授
要点
認知症におけるBPSDに対して抑肝散が広く用いられるようになってきている。
薬理学的作用も裏付けデータがどんどん出てきている。
しかし、すべての症状に効く、とは誰も言っていないし証明もされていない。
どの症状に効くのか、を常に考える必要がある。
抑肝散加陳皮半夏は胃腸の弱い人や、症状によって、抑肝散より推奨される可能性がある。
***

認知症そのもの に効果のある漢方薬というのはありません。
認知症の周辺症状 に効果が期待できる漢方薬、というのはあります。
どういった「困った症状」に、「どの薬が効くのか」は
まだまだ研究段階にあります。
手探りではありますが、漢方薬も選択肢の一つになりうるものです。
どうやって薬を飲んでもらうか、というのも 大きな課題にはなるのですが。

「なんでもかんでも抑肝散」、ではないということは
よく認識し、考えながら対応していきたいと思います。

認知症でお困りの方はかかりつけ医、地域包括支援センターなどに御相談ください。

さて、東京。
フルマラソン大会では、一般的には当日朝の受付はありません。
前日、前々日にランナーは事前受付をしなければいけません。
ゼッケンなどは そこでもらうことになるわけです。
これには理由が2つあって。
1つは大会当日朝、会場の混雑・混乱を減らすためです。
もう1つは、前日受付とすることで 遠方からの参加者は前泊するしか方法がありません。
宿泊、飲食で 地域経済がうるおう、という目的です。
フルマラソンの経済効果は どの大会も数十億円ですが、そういうわけなんですね。
ゼッケンなどを事前郵送とし、事前受付を廃止した大会もあることはありますが例外です。

東京マラソンの事前受付はお台場です。
物販ブース、飲食ブースもたくさんあり、ちょっとしたお祭りです。
それも大会参加の楽しみのひとつです。

お台場で。実物大ユニコーンガンダム立像
https://www.unicorn-gundam-statue.jp/
2時間おきくらいでイベントも開催されているのですが、それを見る時間はありませんでした。
P1100298.JPG
★インフルエンザ情報
新しい情報はありません。
引き続き手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

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