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講演シリーズは一段落

2011年10月24日  

カープ、大竹の完全復活いいですね!
来年は12勝以上を期待しましょう。
投手陣はそろってきましたね。

連日だった講演シリーズは終わり、
今年はあと1回の講演を残すのみです。
内容は同じでいいので、一段落。
そこで昨日は講演から帰った後、
国の「子どもゆめ基金」の報告書を作っていました。
助成金をいただくと、報告書作成が大仕事なんですよ。
夜まで、たっぷり半日以上かかりました。
まあ、この助成金で子供たちの化石発掘体験が出来たので
ありがたいことです。
この土日は往診と講演以外では家から出ませんでしたなあ・・・。

本日のお勉強は小腸カプセル内視鏡について。

講演のあと広島駅から帰ったのですが
駅前で おいでませ山口 コーナーをやっていました。
山賊弁当。山賊焼き、山賊にぎり、肉串。
山賊焼きが目当てだったのですが、肉串がかなりおいしかったです。
P1010561.JPG
★インフルエンザ情報
10月21日の国の発表では
10月10日~16日で学級閉鎖は茨城と大阪で出ています。
大阪の型は書いてありませんが、茨城は最初はB型、続いてA香港です。

本日のお勉強
当院におけるカプセル内視鏡検査の現状
広島医学2011年8月
広島大学病院内視鏡診療科 野田 育江 先生ほか
要点
これまで小腸は観察が困難で暗黒大陸と呼ばれていた。
カプセル内視鏡とバルーン内視鏡で、今では小腸も観察が可能となってきた。
カプセル内視鏡は2007年から保険適用されている。
保険の対象となる疾患は、「原因不明の消化管出血」、
すでに胃カメラ・大腸カメラを施行ずみで異常がない場合である。
広島大学病院ではすでに518件の検査をおこなっている。
カプセルは少し大きいため
嚥下困難であったものが4例。
結局中止となったものは1例のみであった。
今後は大腸にも適用がひろがると考えられる。
大腸カメラは羞恥心のため敬遠している女性がおられるし
術後の癒着などによりカメラ挿入困難な例があり
有用な検査となる可能性がある。
8時間で約5万枚を撮影しているが
読影には医師2名で1時間が必要である。
そこが今後の普及のためには問題点である。
***

小腸は上からも下からもカメラが到達しにくく、
また小腸そのものが長いため
これまではカメラで小腸を見る、ということは困難でした。
カプセル内視鏡というアイデアは優れものです。
飲み込み困難な例も思ったより少ないようですし
今後はどんどん普及していくのではないでしょうか。
日本の技術陣がもっと小さく飲みやすい機種を開発してくれるでしょう。
女性のがん死亡1位は大腸癌ですので
大腸検査としても早く普及させたほうがいいと思います。

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