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軽症での119番通報やめて

2014年09月23日  

先週から毎日のように研修やら会合やらあって、
運動の時間がまったくとれません。
そのため腰が痛いです。
みなさんも、せめてストレッチや体操だけは毎日おこないましょうね。


さて、
高齢者が増えると急病が増え、
救急車で救急病院に搬送となる患者が増えます。
おもには心筋梗塞や脳卒中を想定していただければよいです。
心筋梗塞や脳卒中は
ある程度 設備やスタッフのそろった病院でないと
十分な診療はできません。
中小病院での救急対応では、無理なのです。
ということで
地域の基幹病院に救急車がどんどん押し寄せる時代がくる、
ということが予測されます。
基幹病院だってマンパワーが今よりもっと必要となるのです。

そういう観点でいえば
地域に小規模病院がいくらあっても
超高齢者時代に対応することは困難で、
中小病院は閉鎖して地域基幹病院に統合し
救急疾患への対応能力を向上させておくほうが
いいと思われます。
自分が住んでいる市町村に「オラが町の病院」は欲しいでしょうが
そんなことを言っている場合ではない状況がきます。


それとともに
救急車を呼ぶべき場合と そうでない場合を
一般市民も理解する必要があります。
軽症で救急車を呼んではいけないですし、
軽症で基幹病院の救急外来の受診は控えるようにしなくてはいけないです。
119番(救急車)や基幹病院救急外来が混雑してしまうと
本当に重症な人に適切な対応が出来なくなってしまうおそれがあるのです。

救急車や救急医療というのは、地域の宝、地域の財産です。
大事に守り育てていかねばなりません。
タクシーで行ける人は救急車でなくタクシーで。
一晩様子みて大丈夫そうなら夜間の受診ではなく 翌日の昼間に普通に医療機関を受診する。
さらに軽症なようなら医療機関の受診すら必要ない、様子みる。
そういう判断が
地域救急医療を守ります。


伊豆新聞というローカル記事ですが
参考になると思います。
広島でも状況は同じです。


いま、熱海では=軽率な119番通報やめて
伊豆新聞 9月19日(金)11時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140919-00000035-izu-l22
市の119番通報の半分以上は軽傷による通報で、
▽カラオケを歌い過ぎて喉が痛い
▽釣り針が刺さった
▽風邪気味なのでインフルエンザか検査してほしい-など、
驚いてしまうような内容の通報も実際にあったという。
***一部引用


道の駅千代田で
手作りスモモジャム
こういうローカルな手作りジャムはいいですね。

P1080659.JPG

★新型インフルエンザ情報
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