ブログ

雪ですね

2014年02月8日  

雪が積もりましたね。
広島市中区では3cm程度の積雪がみられます。
現在降っている雪は、水分の多い「みぞれ」状態であり
道路面の雪はどんどん溶けてきています。
チェーンは不要ですが、スピードを出さないよう十分にご注意ください。

さて、
医学部の試験で不合格続出というお話。
この業界の人間として
興味深いので取り上げてみました。

広島大医学部、追試の120人全員不合格 試験内容変更
朝日新聞デジタル2014年2月7日23時21分
http://www.asahi.com/articles/ASG27742BG27PITB015.html?iref=com_rnavi_arank_nr04

医学部教育のなかで
解剖学などは「基礎系科目」と呼ばれます。
これに対し、実際に患者診察に直結する内科や外科などは「臨床科目」と呼びます。
ほとんどの医学部学生は「臨床医」になりたくて入学してきます。
ですから
基礎系科目については、学習のモチベーションがなかなか上がりません。
教える教員のほうにも学生のモチベーションの低さは伝わりますので
学生と教員の相互作用として、なあなあの授業、居眠り授業
ということになることもあります。
試験問題も毎年ほぼ同じ出題で
先輩から受け継がれた「講義ノート」、
そのコピーの、そのまたコピーが出回ったりもします。

ところが
現在では基礎医学の分野も日々進歩していますので
教える内容、覚えることは増えるばかり。
試験問題がガラリと替われば、及第点が取れない人は増えるでしょうね。

学生のモチベーションをいかに上げて授業をするか。
医学部の教員は
「研究と教育の二足のわらじ」
とか、
「臨床と研究と教育の三足のわらじ」をはいている人も多いです。
研究の片手間に教育する、
ということでは いい授業が出来るとは限らないですね。
優れた研究者がいい授業が出来るとは限らない。

ということで
医学教育に特化した教員を置く、
医学教育のトレーニングを受けた教員を置く、
ということが解決策になります。

私も看護学校などで講義を受け持ってきましたが
人に教える、というのは難しいものです。

小谷サービスエリア上りで購入
アンデルセンのデンマークロール
おいしいですね。我が家のお気に入りです。
P1060037.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントは受け付けていません。