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首相のテレビCMに2億8000万円

政府は5日の閣議で、麻生太郎首相が登場した新型インフルエンザ対策のテレビCM費用は2億8783万円だとする答弁書を決定した。鈴木宗男衆院議員(新党大地)の質問主意書に対する答弁。
CMは、首相が「政府や自治体が発表する情報に注意し、冷静な対応をお願いします」と呼び掛ける内容。
6月5日12時10分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000064-jij-pol

写真は 水菜。
エコ目的で、屋上でプランター栽培に取り組もうか、と考えました。
テストとしてプランターを2個設置。1個には水菜を植えたところ、順調に生育しました。毎日取り込んで食卓にのぼります。水菜を買うことを思えば、プランター、土、種の投資費用は、すでに回収ができました。
完全無農薬、収穫して胃袋に入るまで10分間と新鮮。
これは、いいですよ。
屋上菜園、おすすめします。
P1090442.JPG
新型北米インフルエンザH1N1は福岡の小学校で学級閉鎖(学校閉鎖?)。

これから秋になり問題になるのは、
従来型の季節性インフルエンザへのワクチン希望者が例年より増加するだろうこと。
しかし、従来型インフルエンザへのワクチンは例年どおりの数程度しか作られず、昨年実績数程度しか各医療機関には出荷されないと思います。
また、新型北米インフルエンザH1N1へのワクチンは、国民全員分は無理だろうと思われます。
諸外国では毎年多くの国民が、さまざまな疾患のワクチンを接種するのですが、
日本では、ワクチンの副作用を大げさに騒ぐ人がいて、またそれに同調する人もいて、
日本はワクチン後進国となっています。
ワクチンも普及しないし、接種する人が少ない。
ワクチン製造会社も、多量のワクチンを作る設備をもっていないわけです。
国民全員分のワクチンが準備できないのは、ワクチンを接種してこなかった国民にも責任があるのです。
もちろん、ワクチンの必要性をPRし、ワクチン接種費用を補助してこなかった国にも責任はある。

で、季節性も新型もインフルエンザのワクチンは不足する。
タミフルの備蓄も国民全員分はない。
誰にワクチンを優先的に接種し、誰にタミフルを優先的に処方するか。
言い換えれば、
誰にワクチンをがまんしてもらい、誰にタミフルをがまんしてもらうか。
そういう論議を公にしていかないと、秋に「冷静でない人たち」が大量に出ます。

今回のテレビCMは、あまり意味がなかったと思うし、2億円なんて、ボラれています。
もっと安くできたはずだ、と思います。
今後、誰にどういう医療を提供するのか、その議論をおこなうための情報公開費用であるならば、そのための広報費は2億でも惜しくはない。

知識のワクチン:正しい知識は自分と社会を守ります。

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