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高齢者がインフルエンザになったら

2019年02月1日  

本日から当院は 在宅緩和ケア充実診療所 となりました。
さいごまで住み慣れた場所で暮らしたい、
そういう思いにこたえてまいります。
さいごまで家で、と思っても
「痛い・苦しい」状況があったのでは それは難しい。
在宅で緩和ケアを提供できることが必要条件になってきます。
すべての人に緩和ケアを!
緩和ケアをいつでも、どこでも、誰にでも お届けしたいと思っております。
どうぞ早い段階で当院に御相談ください。

昨日は雨で、一日中寒かったですね。
今日・明日はいい天気のようです。
用事はいまのうちにすませましょう。
現時点での予報では、2月3日のPM2.5「多い」、4日は「非常に多い」となっています。
PM2.5情報にも注意しておきましょう。

さて、
インフルエンザが大流行中です。
こどもさんがインフルエンザにかかってしまったら
学校や幼稚園は休むしかありません。
「病児保育園」などが引き受けてくれなければ、
一人で家で留守番させるわけにはいきませんから
親が仕事を休んで付き添うしかない、ということになるでしょう。

要介護の高齢者で、デイサービスなどを利用されている人は どうでしょうか?
インフルエンザになれば、当然 デイサービスへの参加は断られます。
家ですごすしかありません。
一人ですごせない、目が離せない状況の人であれば 御家族の誰かが仕事を休んで付き添うしかありません。
そうなったら、どうされますか?
「病児保育園」に相当する施設が必要だなあ、と思っています。

高齢者がインフルエンザになると、高熱でグッタリ、ということも多いです。
グッタリ寝たきり。
食欲がなく、水分も摂れなくなれば脱水になります。
点滴が必要になりますが、点滴を自分で引っこ抜いたりする場合には無理です。
入院が必要となってきます。

寝たきりで痰がうまく出せなければ、肺炎を併発することになります。
やはり1日何本かの点滴が必要となってきます。

もともと心臓や肺機能がギリギリのところで生きてきた人の場合には
熱が出る、ということだけで 限界を超えてしまうことがあります。
心不全、呼吸不全の症状が前面に出てくるのです。
これも入院を要する状況です。

つまり
高齢者がインフルエンザになると、入院を要する状況に陥る可能性が高くなってくるのです。
病院は、インフルエンザの人は個室で引き受けるしかありません。
そんなに都合よく個室は空いていないのです。
そうなりますと
「入院は出来ません」ということになります。

インフルエンザなんて、仮にかかったとしても 薬を飲んでいれば治るからいいじゃない?
と 若く元気な人は考えるかもしれませんが、
そういうわけには いかないんです。

三代目網元 魚鮮水産 広島胡町店
海の幸サラダ
刺身がたくさんはいっていて、これはいいですね!
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★インフルエンザ情報
31日付、広島市の学級閉鎖は4校で出ています。
学年閉鎖もでています。
この1-2週間くらいがピークと思います。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

病院や高齢者施設には熱や咳、下痢の方はお見舞いや付き添いには来ないでください。
また、小児の面会も御遠慮ください。

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