ブログ

B型インフルエンザ流行に変わりました

2011年02月24日  

昨日の患者さん。
発熱があり、昨日 別な医療機関でインフルエンザの検査をしたが陰性で
ふつうの感冒薬を処方された。
でも、本日も熱があり頭痛関節痛でしんどいので受診。
保育士なのでインフルエンザだったらいけないので、とのこと。
そこで検査すると、くっきりB型陽性が出ました。

現在、その保育園でB型が流行している、とのことでした。

インフルエンザの検査は100%ではありません。
感染してあまり時間がたっていない場合など、
検査しても陽性に出ないことは珍しくありません。
翌日検査受け直すと今度は陽性に出る、なんていうこともしばしば。

私は
家族や職場でインフルエンザと診断された人がいる、
そして症状がインフルエンザが疑わしい、
という場合には
検査はおこないません。
検査は省略して、インフルエンザの薬を処方します。

状況からインフルエンザが強くうたがわれる場合には
検査が陰性であったとしてもインフルエンザ薬を処方しますから
検査する意味がないのです。
検査は、結果によって対応が変わる(治療薬が変わる)可能性がある場合に
おこなうものです。
検査結果が陽性でも陰性でも薬が変わらないのであれば
検査はお金と時間のムダ、ということなんです。

医学用語では「検査前確率」と言います。
問診と診察をしっかりおこなえば検査が省略できる場合もある
ということなんですね。

だるま寿司別館 ぞうすい。
つけものがおいしい。
P1130895.JPG
★インフルエンザ情報
22日付け広島市の学級閉鎖は13校。
23日付けでは7校。
安佐北区の井原小学校では休校になっています。
広島市医師会の速報では
19日からB型がA型より多くなっています。
現在 学校・幼稚園で流行しているのはB型が主です。
今年すでにA型に感染してしまった人も、B型に感染する可能性はありますので
うがい手洗いマスク咳エチケット、よろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です