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Drブラムレイ緩和ケア講演会

2010年06月17日  
15日は県立広島病院で開催された
緩和ケアについての講演会に出席しました。
デイビッド・ブラムレイ先生はオーストラリアで長く在宅緩和ケアを実践されてきた先生で
今週の日本緩和医療学会の国際シンポジウムに招待された方です。
日本に行くからには、どうしてもヒロシマに行きたい、
どうせヒロシマに行くなら講演会も企画したい、
ということで実現したものだそうです。
昼間には被爆者の方の話を聴く時間も作っていただいたそうです。

メルボルンの近郊、グランピアンズにて活躍されているのですが、
九州とほぼ同じ広さに人口は約20万人、
このエリアに緩和ケアをおこなう医師は3人、だそうです。
在宅治療の癌患者さんについては家庭医や看護師などとともに
地域緩和ケアチームを作って担当するのですが、
なにしろ受け持ち範囲が広いので
200kmもの距離を移動しなければならない、とのことでした。

在宅で看取る癌患者の比率は
日本では6-7%程度ですが、
オーストラリアでは現在30%程度、ということでした。

病院でできることは在宅で全部できる!
というのが その先生のモットーだそうですが、
これについては私も全く同じです。

すべては患者さんを中心に、
病院で出来ることは在宅で全部できる。
病院で出来ないことも在宅ではできる。
その思いは日本・オーストラリア共通なのだ、と うれしく感じました。

これからもがんばっていかなくては、と思いました。

癌になったら緩和ケア。
早い段階で緩和ケアチームにも御相談ください。

今月の花 バラ、トルコキキョウ、グロリオーサ、モンステラ、ケムリノキ、ガーベラ、カ
ラー、アイビーなど
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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