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根拠ない「細胞治療」

2013年03月24日  
ニセ科学・ニセ医学のニュースが最近立て続けに報道されています。

根拠ない「細胞治療」是正を=美容分野などで―再生医療学会
時事通信 3月23日(土)17時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130323-00000080-jij-soci
日本再生医療学会は23日、美容分野のクリニックなどで、公的医療保険の対象とならない自由診療で行われている「細胞治療」について、安全性と効果の科学的根拠なしに行われていることがあるとして、「国の再生医療の発展を阻む」と是正を求める声明を発表した。
自由診療では、豊胸などをうたい、さまざまな細胞になる幹細胞を患者から取り出し、培養して再び体内に戻すなどの「細胞治療」が行われている。学会によると、科学的根拠が明らかにされていない例も多く、健康被害が起きたとの報告もある。
***引用終わり

日本再生医療学会のホームページを見ると
2011年にすでに学会長からの勧告文なども発表されています。
http://www.jsrm.jp/news/110303.html
***一部引用
再生医療の施行には、厚生労働省の「ヒト幹細胞を用いる臨床研究指針」あるいは薬事法に基づく治験など法令・ガイドラインに則って行っていただくことを強く要望致します。
中略
「未承認の再生・細胞医療」に対して断固容認しない態度を再度認識していただきますようお願いするものであります。
***引用おわり

つまり、
科学的根拠のない、患者の安全に配慮されていないような
「細胞療法」、「幹細胞療法」が存在しており、
学会会員は関与するな、断固容認するな、と言っております。

美容部門で高額な金を使うのは
ある意味で 「そんなのにだまされ金使う奴がバカ」
ですむ話になるのかもしれませんが、
癌患者をカモにしている細胞療法もあり、
やはり科学的根拠もなく、有効性や副作用の検討もされていません。
癌末期患者の残された大切な時間とお金を奪っていくので
非常に大きな問題です。

正しい知識を身につけましょう。

楽して金を稼げる方法がないのと同様に
楽して健康になる・美しくなる方法なんてのもないのです。
そんなものに飛びつく時点で「心が美しくない」ですよ。

アンデルセン、今月の童話パン。
http://www.andersen.co.jp/item/hca/
童話賞をやっているだけでもすごいのに、
それをイメージしてパンにしちゃうって、すばらしいですね。
応援したいと思います。
イーダちゃんの花 231円
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

さくらドレッシング

2013年03月23日  

昨日は、厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
(事務局 折口内科医院) が主催する
本年度最後の多職種連携勉強会でした。
多くの方に御参加いただき、ありがとうございました。
来年度以降も活動を続けますので
ぜひ御参加よろしくお願いいたします。

あと残っているのは
厚生労働省へ提出する報告書の作成です。
で、
誰が作るの?
って、私しかおりませんね。
今日明日は閉じこもって書類作成です。
花見は来週におあずけ。

さくらドレッシングを見つけました。
数量・季節限定。
川中醤油ですので、発見して即購入しました。
まだ開封しておりません。
春の気分になれるでしょうか。
何にかけて食べましょうかね。
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★インフルエンザ情報
広島市では21日付で学級学年閉鎖がまだ出ていますね。
2校で報告されています。
春休みになりますが、
ショッピングセンターなど人の多い所に行く時は
まだまだ御用心ください。

除染をやめれば農業は守れる、かも

2013年03月22日  

100メートル道路沿いの桜、吉島公園の桜、
だいぶ咲いてきました。
開花宣言は本日出るでしょうね。
今週末は公園で花見できそうですね。
黄砂次第ですが。

さて、
除染をしたら住める、農業を再開できる、
と思っている人がいるようです。
福島原発災害の放射能除染作業はムダである、と
当方はこれまで何度も指摘しています。

このまま除染を続ければ10兆円以上かかる、という試算も公表されました。
10兆円を費やしても、人も住めるようになりませんし、
農業が再開できる見込みはありません。
まったくムダな投資になります。
おまけに除染に従事した人は放射線による健康障害を背負うことに
なるでしょう。
苦労して、大金を使って、病人を増やすだけの結果に終わります。

原発事故除染費用10兆円と試算 環境放射能除染学会
環境汚染の専門家らでつくる環境放射能除染学会は12日、東京都内で講演会を開き、東京電力福島第1原発事故に伴う除染費用に関し、森田昌敏理事長が「総額で10兆円に近づくと推測される」と試算結果を報告、さらに費用がかかる可能性も示した。  森田氏は低コストの除染技術の開発を進めながら、費用の上限の設け方などを議論すべきだと指摘した
47ニュース
http://www.47news.jp/news/2013/03/post_20130312195930.html

これとは別なお金の話。
TPP参加について、農協が反対しています。
農業に関する政府試算は3兆円です。
農協は3兆円で大騒ぎをしているわけです。
(もちろん大きな額ではあります)。
除染作業をただちにストップし10兆円を浮かせれば
農業関係に3兆円を3年間支出し、
さらに1兆円を農業基盤整備などに支出ができます。
その3年間のあいだに
農業再生の道筋をつけていくなら
農家も国民も納得することは可能でしょう。
どうしても米作経営が無理な小規模農家なら
米作から撤退するしかないです。
すでに農家の高齢化は限界に来ていますから、
じつは高齢農家が米作から撤退するのは
時間の問題(あと数年)ともいえる状況ではあるのですが、
そのことは多くの国民は理解していません。
集約・大規模化が米作、米作農家の生きる道であるとするなら
3年以内に体制を整備すればよいのです。

TPPの影響で農業生産3兆円減
ロイター 2013年 03月 15日 11:07 JST
日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合の国内への影響に関して、農業分野の生産額が3兆円減少するとの試算を政府がまとめたことが15日分かった。
http://jp.reuters.com/article/jpTrade/idJP2013031501001299?rpc=122

何度でも主張しますが、
いったん原発事故がおこれば
人間が何十年・何百年も住めない環境になるのです。
農業が出来ない環境になるのです。
その地域での除染作業はムダです、
積んでは崩しの繰り返し作業なのです。
はやく集団移住を実行すべきであるし、
もとの土地には戻れない、と住民に正しく伝えることが必要なのです。
そして
除染をやめて浮いた費用は日本の新しい農業の姿を作るために
使っていくことが必要です。
何もしないと、数年以内に高齢農家はどんどん農業から離れていき
耕作地が荒れ地に変わり、荒れ地が広がるだけです。

今週の花
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★インフルエンザ情報
3月18日付で広島市では8校の学級学年閉鎖が出ています。
祝日はあったし、春休みになりますので
これでいったん下火になるでしょうね。

ひさびさの釣り

2013年03月21日  

昨日は久しぶりの休み。
国へ報告する書類作成作業はありますが、昨日はやらないことにして
友人たちに誘われて海へ釣りに。
この時期のメバルは、
かぶら釣りという方法で釣ります。
針に緑色や白色の長さ3cmほどのビニールの切れっぱしのような
ものを取り付けてるものを使います。
疑似餌(ニセエサ)ですね。
メバルに聞いてみないとわかりませんが、
緑色の物はいかなご、白色はシラウオに見えるのではないでしょうかね。
あるいはエビかな?
この時期の「小さいイカナゴ」は、メバルにとって大ごちそうです。
イカナゴがあまり大きく成長しすぎると
その動きにメバルは追いかけることが出来なくなります。
メバルは岩場にいて、あまり泳がない魚なのですね。

で、
最初は小さいメバルのラッシュでした。
15cm以下は放流ですので
釣っては放し、釣っては放しの繰り返し。
いくつか場所を変わって、
19~24cmのメバルを10尾持ち帰りました。
久しぶりの釣りと友人たちとの会話は楽しいものでした。
メバル釣り、いいですね。
刺身、塩焼き、煮つけ、吸い物で
昨日と今夜の夕食の食卓にのぼります。

サイテー、と思うニュース。
東電、お粗末!福島第1原発の停電原因はネズミ
スポーツ報知 3月21日(木)7時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00000260-sph-soci

タイトルだけでみると
ネズミが原因であることがお粗末、と読めますが、
問題はそこではありません。
福島原発は全電源喪失というのが大事故につながった、
というのに
今回またバックアップ設備がなかった、
というのは信じられないことです。

記事から一部引用
***
冷却システムにつながる重要な配電盤にもかかわらずバックアップ設備はなかった。今回は修理を試みたが原因は特定できず、結局、別の配電盤につなぎ替えて復旧にこぎつけた。今後は東電の無防備さと見通しの甘さに対する批判の声が上がりそうだ。
***引用終わり

東電は、本質のところで何も反省していない、
何も変わっていない、ということです。
昨夜のニュースで東電スポークスマンは
バックアップがなかったのは工事に伴う一時的なもので
これは仕方がない、という内容の発言をしていました。
何も反省していません。
サイテーな奴らです。
東電は、また原発事故をおこしますよ!!

メバル下ごしらえ中
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★新型インフルエンザ情報
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スポーツ選手とネックレス

2013年03月20日  

WBCは日本よくがんばったと思います。
アメリカも韓国も決勝ラウンドに行けなかったのですから。
マエケンが大リーグの監督やスカウトの目にとまったことでしょう。
マエケンもダルビッシュのようにメジャーリーグ行きになるのでしょうね。

ところで
こんな記事が出ました。

マエケン球審から数珠外せと注意/WBC
日刊スポーツ 3月18日(月)23時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130318-00000059-nksports-base

今の野球選手の中には
ネックレスしたりしている選手がいます。
これ、やめたほうがいいと思っています。
一つはケガ防止のために、
一つは少年野球などのお手本として、
一つはニセ科学・ニセ医学の立場から。

私は大学時代にソフトボール部に所属しており
学生リーグ参加、西日本学生選手権参加など
大会にも出てきました。
弱小チームなんですけれども。
で、
危険防止のために
腕時計、イヤリング、ネックレスその他の品々を
身に着けることはルールとして禁止されておりました。
接触プレーがありますので
相手と自分と、思わぬケガをする可能性があります。
学生リーグの時には
試合のないチームが審判をしており、
私が累審をしている時に
代走で出てきた選手に腕時計をはずすよう
指導したこともあります。
プロ野球においても接触プレー、激突プレーもありますので
余計な物を身に着けない、というのが
安全だと思います。

そして
プロ野球を見ている、あこがれている子ども達がいます。
選手が装飾品を身に着けているのをマネしようと
思うことでしょう。
プロ選手はお手本になるべきですよね。
そういう意味では
きちんとユニフォーム着用すること、
余計な装飾品はグラウンド上では身に着けないこと、
そういうことをプロ選手は示す必要があると思います。

最後はニセ科学の観点から。
ネックレスなど、何のためにやっていますか?
宗教上の理由なら仕方ないかもしれませんが、
おそらく
パフォーマンスが向上する、として
装着するよう「誰かが」選手に言ったわけです。
それは科学的・医学的に正しいことなのか、
企業の宣伝に乗せられているだけなのか、
プロ野球機構などは検証したとは思えません。
ニセ科学だろうと考えていますが、
私にも判断すべき情報はありません。

早く走る、すばやく動く。
それを要求される選手であるなら
1グラムでも軽いほうが良いに決まっています。
余計な装飾品があればパフォーマンスは落ちる、
というのが基本のはずです。

カープの選手にもネックレスをしている人は多いです。
チームが弱いのはそのため、と
私は実は思っているのです。

今週の花
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「細胞レベル若返り」根拠なし 「たかの友梨」 都が改善指示

2013年03月19日  

いい天気ですね。
いい天気なんだけれども、山はかすんでいます。
今日から明日にかけて黄砂ですね。
御用心ください。

さて、
ニセ医学・ニセ科学にだまされる人は
同時に2つだまされる、というトホホな記事です。

「細胞レベル若返り」根拠なし 「たかの友梨」 都が改善指示
東京新聞 2013年3月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031902000116.html

第1点です。
記事を引用してみましょう。
***
「細胞レベルでの若返り」など、根拠のないエステ広告を出したとして、東京都は十八日、美容業界大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」(渋谷区)に景品表示法違反(優良誤認など)で改善を指示した。
都生活文化局によると、同社は昨年十一月~今年一月、新聞折り込みのちらしやウェブサイトで、幹細胞成分を配合したとされる化粧品での美顔トリートメントについて「細胞レベルでの若返りをめざす」などと科学的根拠がない美容効果を表示した。
***引用終わり

細胞レベルの若返りって、何なの?
と思うのが正しい反応です。

人間の体は、古い細胞は死んで脱落し、
新しい細胞におきかわっていきます。
これが「新陳代謝」です。
皮膚の若々しさを保つために新陳代謝を促進します、と言うのであれば
それは納得できる説明になります。

今いる細胞が若返ったら、どうなるでしょう?
若返るということは細胞寿命が延びることを言うのでしょうね。
だとすると
新陳代謝すべき古い細胞が長く生き残り、
皮膚はシミだらけ、しわしわになっていくことになりますね。

「細胞の若返り」というのは
何を指標にそういうことが言えるのか?
これは医学、生物学、細胞学をやっている人間にとっても、
非常に難問です。
一般的には何らかの細胞の機能、
たとえば分裂能力=増殖能力 や 移動能力、
あるいは細胞寿命などを指標にするのでしょうが、
それが生体にとって良いことかどうかは別問題です。
究極の若返り細胞は がん細胞ということになりますから。

朝日新聞デジタルによれば
細胞若返りについての実験は何もやっていないようですから、
まったくのウソ広告というのが実態のようです。

第2点です。
さきほどの記事の続きを引用します。
***
また「特別お試し価格」として、期限内に申し込んだ先着三十人に安く施術するかのように表示していたが、実際は期限後も価格は同じだった。
同社は「お客さまに誤解を与える表現をしたことに深くおわび申し上げ、今後、法令順守を徹底していく」などとコメントした。
***引用終わり

先着○○さま限定、
というと飛びついちゃう。
でも、これもウソだった、ということです。

何か一つでも、「それっ」と飛びついちゃう人は
2つも3つも同じように飛びついちゃうということを
暗示しておりますね。
細胞若返り、というと科学的知識がない人がだまされるのか、
ということになりますが、
この第2点については科学的内容とは関係ない話なのですけどね。

会社のコメントで
「誤解を与える表現・・・」となっていますが、
第2点については 明白な虚偽です。
これは詐欺と言ってもよい内容だと思いますけどねえ。

RCCラジオ番組おすすめ全国グルメフェスティバル
本日までです。
山形牛の牛めし弁当 これもボリュームありました。
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がんと共に働く

2013年03月18日  

風が強いですね。
明け方にビュービューいう風の音で目が覚めました。
この風が終われば春ですかね。

さて、
昨日は市民公開講演会
「がんになっても生きる・働く」に
遠方からも御参加いただき、ありがとうございました。
講師は平岡晃先生、
厚生労働省「がんと就労」研究班研究協力者です。
いろいろな支援用資料がダウンロードできますので
どうぞ御活用ください。
http://www.cancer-work.jp/

国立がんセンターに、がん対策情報センター
がん情報サービス というのがあります。
がんの基本的知識はここで入手することができます。
がんについての情報は、「信頼できる情報」を入手することが大切で
ぜひ国立がんセンターのサイトを御活用ください。
http://ganjoho.jp/public/index.html

そのサイトから外部リンクで飛べますが、
日経ビジネスオンライン
「がんと共に働く まず一歩前へ」
というサイトも公開されています。
http://special.nikkeibp.co.jp/as/201207/strategy/

引用しておきます。
***
「がんと闘う」から、「がんと共に生きる」「がんと共に働く」へ―――。
日本は世界トップの長寿国です。言い換えれば、人口の高齢化が進んでいます。そこで、よりクローズアップされる病、それが「がん」です。国民の2人に1人は一生のうちに1回はがんになると言われています。がんには未だ「不治の病」というイメージがつきまとっています。罹ってしまったら、もはや闘病だけの人生に……。そう思われている方がまだまだ多いと感じます。

けれども時代は変わりました。がんは、不治の病とは限りません。治療をしながら、入院せずに、仕事を、人生を続けていくことがじゅうぶん可能になりつつあります。がん対策基本法に基づき作成された「がん対策推進基本計画」にもその考え方が盛り込まれています。

どうすれば、がんと共に生き、がんと共に働くことができるのでしょうか?
がんに罹るとご本人も、周囲も、みんなが動揺します。

だからこそ、「どう心がまえるか=マインドセット」と「実際に何をするのか=マネジメント」とを明確にしておくことが重要です。本連載では、ご本人、ご家族、企業、地域社会、そして医療機関それぞれの立場で、「がんと共に働き、生きる」ことができる社会の実現のために、何をすればいいのか、どう考えればいいのか、具体的にお話ししていきます。
***引用終わり

こうしたサイトもぜひ御参照ください。

RCCラジオ番組おすすめ全国グルメフェスティバル
加藤牛肉店「牛肉欲ばり弁当」
ハンバーグが見た目よりボリュームたっぷりで満腹になります。
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癌になっても生きる・働く

2013年03月17日  

いい天気ですね。
我が家の鉢植えチューリップのうち1本は花芽が大きくなってきました。
来週は咲くかな?
広島での桜の開花宣言も来週でしょうね。

在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
第4回市民公開講演会 のお知らせです。
多くのみなさまの御参加をよろしくお願い申し上げます。

とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師

タイトル: 癌になっても生きる・働く

参加無料
主催:
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
事務局 折口内科医院
本日の講演会ですので
参加ご希望の方は直接会場におこしください。

内容(予定)
癌になっても、長く生きることが出来る時代になってきています。
たとえば乳がんなど、治療を継続しつつ
何年も社会生活をおくることが可能となってきています。
他の癌でも、抗がん剤治療は外来化学療法という形で
入院することなく実施できる時代になっています。
しかし
癌と聞くと
もう会社をやめてください、と言われることも多いし、
辞めるしかないのか、と思って辞職する患者もいます。
雇用主側も患者側も、癌は重病で、すぐ死んでしまう病気だ、
というイメージが固定しているのです。
実際には辞める必要はなかった、十分働ける、
と思っても、辞めてしまった後ではどうしようもありません。
収入が途絶えてしまったのでは、
闘病や生活そのものにも影響は避けられません。
たしかに、勤務を継続するためには、なにがしかの勤務上の配慮が
必要なケースもあることでしょう。
癌について正しく知ること、
勤務について適切に配慮すること・してもらうこと、
が出来れば、と
後悔している人も多いのです。
そこで今回は、
癌になっても生きる、働く。
そこに焦点を当てて市民のみなさまと考えてみたいと思います。

福屋広島駅前店 RCC番組おすすめ
全国グルメフェスティバル
三宮一貫楼 の神戸豚まん
淡路島の玉ねぎがしっかりと存在を主張している豚まんです。
玉ねぎ大好きな人にはいいですね。
我が家では551蓬莱の豚まんのほうに軍配。
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★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

医療に規制緩和は必要

2013年03月16日  

安倍総理、TPP参加表明です。
TPP参加すると、医療がどうなるのか。
農協や日本医師会の言うようになるとも思えませんが、
私にはちょっと予測不能です。
現行のばかげた規制の緩和は必要だ、ということは言えると思います。

参考になる記事の御紹介です。
技術者 meets 医療従事者
2013/02/18小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130215/265931/?ref=ML
日経Tech-On! のコラムです。

医療というのは、どうしても「徒弟制度」のような部分があります。
不便を不便とも思わず
そのまま習い受け継いでいる部分があるのですね。
対して、技術分野は非常に進歩しています。
新素材の開発などをはじめとして。
そこにその素材を使えば、
そこにその技術を使えば、
圧倒的に便利になるのに
ということに医療者はあまり気づいていません。
そういうわけで
たとえば手術そのものを全公開にして
技術者に多角的に検討してもらう、
という試みを開始した病院があるそうです。

まったく違う分野の技術者からの提案のほうが
面白い物が多い、ということですから
やればいっぱい良い物が開発できそうですね。

日本だけではなく、先進諸国も高齢化します。
医療の必要性は増していきます。
新しい医療機器をどんどん開発して
主要な輸出産業に育てればいいのです。
規制緩和とセットでやる必要はあるでしょうね。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

マラソンをするようになって変わったこと。
和菓子を、おいしいと思うようになりました。
体重が増えると膝にこたえるので
走るために日常的に体重管理をおこないます。
つまり、ふだん甘い物はあまり食べないわけですね。
ほんのり甘い和菓子、それも季節の和菓子を
とてもおいしい!食べたい!! と思うように変わりました。
昔は和菓子なんてあまり食べなかったのですよ。
桜団子。三越地下にて。
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★インフルエンザ情報
広島県内の保健所エリア別にみると
注意報レベルなのは中区、福山市、東部の3つ。
他の11エリアは警報レベルが続いています。

パンスターズ彗星、市内でも観測可能

2013年03月15日  

今年は2つの彗星が期待されています。
春のパンスターズ彗星、
秋のアイソン彗星です(11月頃)。
そのパンスターズ彗星ですが
夕方、日没直後の西の空に見えています。
日没後の明るい空にいますので
空の条件が良く、しかも西の空が開けてないと見えないため
天文愛好家はもみのき森林公園方面などに
出撃されているようです。
中区からは、これまで雲があったりして無理でした。

昨夜は往診から帰ってきたのが18時30分。
西の空を見ると、雲はありません。
黄砂やモヤもあまりないようです。
これはもしや、と思って
望遠鏡を片手に屋上に上がって探してみました。
月の位置を目印に捜索です。

結果は、
見えました。
口径8cmの小さい望遠鏡なのですが、
ちゃんと尾のあるきれいな彗星の形で見えました。
位置がわかったので双眼鏡を出してきて
双眼鏡でも確認しましたが、双眼鏡でも見えます。

ただし、
肉眼では無理でした。
出来るだけ口径の大きな望遠鏡や双眼鏡で
ぜひチャレンジしてみてください。
今夜も天気は良いと思われます。
彗星の位置はアストロアーツのホームページで確認を。
http://www.astroarts.co.jp/special/c2011l4/index-j.shtml
私の機材では写真はとれませんので
彗星の写真がなくてスミマセン。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

往診で車を停めるその足元にスミレ
がんばって咲いていますね。
P1010366.JPG
★インフルエンザ情報
広島県内では3月11日時点で14校の学級学年閉鎖が出ています。
これまでの数よりかなり減少しています。
卒業式もありましたし、
試験休みがあったりするからでしょうか。
このまま収束に向かうと思いますが、引き続き御用心ください。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)