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スポーツ選手とネックレス

2013年03月20日  

WBCは日本よくがんばったと思います。
アメリカも韓国も決勝ラウンドに行けなかったのですから。
マエケンが大リーグの監督やスカウトの目にとまったことでしょう。
マエケンもダルビッシュのようにメジャーリーグ行きになるのでしょうね。

ところで
こんな記事が出ました。

マエケン球審から数珠外せと注意/WBC
日刊スポーツ 3月18日(月)23時17分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130318-00000059-nksports-base

今の野球選手の中には
ネックレスしたりしている選手がいます。
これ、やめたほうがいいと思っています。
一つはケガ防止のために、
一つは少年野球などのお手本として、
一つはニセ科学・ニセ医学の立場から。

私は大学時代にソフトボール部に所属しており
学生リーグ参加、西日本学生選手権参加など
大会にも出てきました。
弱小チームなんですけれども。
で、
危険防止のために
腕時計、イヤリング、ネックレスその他の品々を
身に着けることはルールとして禁止されておりました。
接触プレーがありますので
相手と自分と、思わぬケガをする可能性があります。
学生リーグの時には
試合のないチームが審判をしており、
私が累審をしている時に
代走で出てきた選手に腕時計をはずすよう
指導したこともあります。
プロ野球においても接触プレー、激突プレーもありますので
余計な物を身に着けない、というのが
安全だと思います。

そして
プロ野球を見ている、あこがれている子ども達がいます。
選手が装飾品を身に着けているのをマネしようと
思うことでしょう。
プロ選手はお手本になるべきですよね。
そういう意味では
きちんとユニフォーム着用すること、
余計な装飾品はグラウンド上では身に着けないこと、
そういうことをプロ選手は示す必要があると思います。

最後はニセ科学の観点から。
ネックレスなど、何のためにやっていますか?
宗教上の理由なら仕方ないかもしれませんが、
おそらく
パフォーマンスが向上する、として
装着するよう「誰かが」選手に言ったわけです。
それは科学的・医学的に正しいことなのか、
企業の宣伝に乗せられているだけなのか、
プロ野球機構などは検証したとは思えません。
ニセ科学だろうと考えていますが、
私にも判断すべき情報はありません。

早く走る、すばやく動く。
それを要求される選手であるなら
1グラムでも軽いほうが良いに決まっています。
余計な装飾品があればパフォーマンスは落ちる、
というのが基本のはずです。

カープの選手にもネックレスをしている人は多いです。
チームが弱いのはそのため、と
私は実は思っているのです。

今週の花
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「細胞レベル若返り」根拠なし 「たかの友梨」 都が改善指示

2013年03月19日  

いい天気ですね。
いい天気なんだけれども、山はかすんでいます。
今日から明日にかけて黄砂ですね。
御用心ください。

さて、
ニセ医学・ニセ科学にだまされる人は
同時に2つだまされる、というトホホな記事です。

「細胞レベル若返り」根拠なし 「たかの友梨」 都が改善指示
東京新聞 2013年3月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031902000116.html

第1点です。
記事を引用してみましょう。
***
「細胞レベルでの若返り」など、根拠のないエステ広告を出したとして、東京都は十八日、美容業界大手「たかの友梨ビューティクリニック」を経営する「不二ビューティ」(渋谷区)に景品表示法違反(優良誤認など)で改善を指示した。
都生活文化局によると、同社は昨年十一月~今年一月、新聞折り込みのちらしやウェブサイトで、幹細胞成分を配合したとされる化粧品での美顔トリートメントについて「細胞レベルでの若返りをめざす」などと科学的根拠がない美容効果を表示した。
***引用終わり

細胞レベルの若返りって、何なの?
と思うのが正しい反応です。

人間の体は、古い細胞は死んで脱落し、
新しい細胞におきかわっていきます。
これが「新陳代謝」です。
皮膚の若々しさを保つために新陳代謝を促進します、と言うのであれば
それは納得できる説明になります。

今いる細胞が若返ったら、どうなるでしょう?
若返るということは細胞寿命が延びることを言うのでしょうね。
だとすると
新陳代謝すべき古い細胞が長く生き残り、
皮膚はシミだらけ、しわしわになっていくことになりますね。

「細胞の若返り」というのは
何を指標にそういうことが言えるのか?
これは医学、生物学、細胞学をやっている人間にとっても、
非常に難問です。
一般的には何らかの細胞の機能、
たとえば分裂能力=増殖能力 や 移動能力、
あるいは細胞寿命などを指標にするのでしょうが、
それが生体にとって良いことかどうかは別問題です。
究極の若返り細胞は がん細胞ということになりますから。

朝日新聞デジタルによれば
細胞若返りについての実験は何もやっていないようですから、
まったくのウソ広告というのが実態のようです。

第2点です。
さきほどの記事の続きを引用します。
***
また「特別お試し価格」として、期限内に申し込んだ先着三十人に安く施術するかのように表示していたが、実際は期限後も価格は同じだった。
同社は「お客さまに誤解を与える表現をしたことに深くおわび申し上げ、今後、法令順守を徹底していく」などとコメントした。
***引用終わり

先着○○さま限定、
というと飛びついちゃう。
でも、これもウソだった、ということです。

何か一つでも、「それっ」と飛びついちゃう人は
2つも3つも同じように飛びついちゃうということを
暗示しておりますね。
細胞若返り、というと科学的知識がない人がだまされるのか、
ということになりますが、
この第2点については科学的内容とは関係ない話なのですけどね。

会社のコメントで
「誤解を与える表現・・・」となっていますが、
第2点については 明白な虚偽です。
これは詐欺と言ってもよい内容だと思いますけどねえ。

RCCラジオ番組おすすめ全国グルメフェスティバル
本日までです。
山形牛の牛めし弁当 これもボリュームありました。
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がんと共に働く

2013年03月18日  

風が強いですね。
明け方にビュービューいう風の音で目が覚めました。
この風が終われば春ですかね。

さて、
昨日は市民公開講演会
「がんになっても生きる・働く」に
遠方からも御参加いただき、ありがとうございました。
講師は平岡晃先生、
厚生労働省「がんと就労」研究班研究協力者です。
いろいろな支援用資料がダウンロードできますので
どうぞ御活用ください。
http://www.cancer-work.jp/

国立がんセンターに、がん対策情報センター
がん情報サービス というのがあります。
がんの基本的知識はここで入手することができます。
がんについての情報は、「信頼できる情報」を入手することが大切で
ぜひ国立がんセンターのサイトを御活用ください。
http://ganjoho.jp/public/index.html

そのサイトから外部リンクで飛べますが、
日経ビジネスオンライン
「がんと共に働く まず一歩前へ」
というサイトも公開されています。
http://special.nikkeibp.co.jp/as/201207/strategy/

引用しておきます。
***
「がんと闘う」から、「がんと共に生きる」「がんと共に働く」へ―――。
日本は世界トップの長寿国です。言い換えれば、人口の高齢化が進んでいます。そこで、よりクローズアップされる病、それが「がん」です。国民の2人に1人は一生のうちに1回はがんになると言われています。がんには未だ「不治の病」というイメージがつきまとっています。罹ってしまったら、もはや闘病だけの人生に……。そう思われている方がまだまだ多いと感じます。

けれども時代は変わりました。がんは、不治の病とは限りません。治療をしながら、入院せずに、仕事を、人生を続けていくことがじゅうぶん可能になりつつあります。がん対策基本法に基づき作成された「がん対策推進基本計画」にもその考え方が盛り込まれています。

どうすれば、がんと共に生き、がんと共に働くことができるのでしょうか?
がんに罹るとご本人も、周囲も、みんなが動揺します。

だからこそ、「どう心がまえるか=マインドセット」と「実際に何をするのか=マネジメント」とを明確にしておくことが重要です。本連載では、ご本人、ご家族、企業、地域社会、そして医療機関それぞれの立場で、「がんと共に働き、生きる」ことができる社会の実現のために、何をすればいいのか、どう考えればいいのか、具体的にお話ししていきます。
***引用終わり

こうしたサイトもぜひ御参照ください。

RCCラジオ番組おすすめ全国グルメフェスティバル
加藤牛肉店「牛肉欲ばり弁当」
ハンバーグが見た目よりボリュームたっぷりで満腹になります。
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癌になっても生きる・働く

2013年03月17日  

いい天気ですね。
我が家の鉢植えチューリップのうち1本は花芽が大きくなってきました。
来週は咲くかな?
広島での桜の開花宣言も来週でしょうね。

在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
第4回市民公開講演会 のお知らせです。
多くのみなさまの御参加をよろしくお願い申し上げます。

とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師

タイトル: 癌になっても生きる・働く

参加無料
主催:
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業
「在宅・施設医療ネットワーク広島」
事務局 折口内科医院
本日の講演会ですので
参加ご希望の方は直接会場におこしください。

内容(予定)
癌になっても、長く生きることが出来る時代になってきています。
たとえば乳がんなど、治療を継続しつつ
何年も社会生活をおくることが可能となってきています。
他の癌でも、抗がん剤治療は外来化学療法という形で
入院することなく実施できる時代になっています。
しかし
癌と聞くと
もう会社をやめてください、と言われることも多いし、
辞めるしかないのか、と思って辞職する患者もいます。
雇用主側も患者側も、癌は重病で、すぐ死んでしまう病気だ、
というイメージが固定しているのです。
実際には辞める必要はなかった、十分働ける、
と思っても、辞めてしまった後ではどうしようもありません。
収入が途絶えてしまったのでは、
闘病や生活そのものにも影響は避けられません。
たしかに、勤務を継続するためには、なにがしかの勤務上の配慮が
必要なケースもあることでしょう。
癌について正しく知ること、
勤務について適切に配慮すること・してもらうこと、
が出来れば、と
後悔している人も多いのです。
そこで今回は、
癌になっても生きる、働く。
そこに焦点を当てて市民のみなさまと考えてみたいと思います。

福屋広島駅前店 RCC番組おすすめ
全国グルメフェスティバル
三宮一貫楼 の神戸豚まん
淡路島の玉ねぎがしっかりと存在を主張している豚まんです。
玉ねぎ大好きな人にはいいですね。
我が家では551蓬莱の豚まんのほうに軍配。
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医療に規制緩和は必要

2013年03月16日  

安倍総理、TPP参加表明です。
TPP参加すると、医療がどうなるのか。
農協や日本医師会の言うようになるとも思えませんが、
私にはちょっと予測不能です。
現行のばかげた規制の緩和は必要だ、ということは言えると思います。

参考になる記事の御紹介です。
技術者 meets 医療従事者
2013/02/18小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130215/265931/?ref=ML
日経Tech-On! のコラムです。

医療というのは、どうしても「徒弟制度」のような部分があります。
不便を不便とも思わず
そのまま習い受け継いでいる部分があるのですね。
対して、技術分野は非常に進歩しています。
新素材の開発などをはじめとして。
そこにその素材を使えば、
そこにその技術を使えば、
圧倒的に便利になるのに
ということに医療者はあまり気づいていません。
そういうわけで
たとえば手術そのものを全公開にして
技術者に多角的に検討してもらう、
という試みを開始した病院があるそうです。

まったく違う分野の技術者からの提案のほうが
面白い物が多い、ということですから
やればいっぱい良い物が開発できそうですね。

日本だけではなく、先進諸国も高齢化します。
医療の必要性は増していきます。
新しい医療機器をどんどん開発して
主要な輸出産業に育てればいいのです。
規制緩和とセットでやる必要はあるでしょうね。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

マラソンをするようになって変わったこと。
和菓子を、おいしいと思うようになりました。
体重が増えると膝にこたえるので
走るために日常的に体重管理をおこないます。
つまり、ふだん甘い物はあまり食べないわけですね。
ほんのり甘い和菓子、それも季節の和菓子を
とてもおいしい!食べたい!! と思うように変わりました。
昔は和菓子なんてあまり食べなかったのですよ。
桜団子。三越地下にて。
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★インフルエンザ情報
広島県内の保健所エリア別にみると
注意報レベルなのは中区、福山市、東部の3つ。
他の11エリアは警報レベルが続いています。

パンスターズ彗星、市内でも観測可能

2013年03月15日  

今年は2つの彗星が期待されています。
春のパンスターズ彗星、
秋のアイソン彗星です(11月頃)。
そのパンスターズ彗星ですが
夕方、日没直後の西の空に見えています。
日没後の明るい空にいますので
空の条件が良く、しかも西の空が開けてないと見えないため
天文愛好家はもみのき森林公園方面などに
出撃されているようです。
中区からは、これまで雲があったりして無理でした。

昨夜は往診から帰ってきたのが18時30分。
西の空を見ると、雲はありません。
黄砂やモヤもあまりないようです。
これはもしや、と思って
望遠鏡を片手に屋上に上がって探してみました。
月の位置を目印に捜索です。

結果は、
見えました。
口径8cmの小さい望遠鏡なのですが、
ちゃんと尾のあるきれいな彗星の形で見えました。
位置がわかったので双眼鏡を出してきて
双眼鏡でも確認しましたが、双眼鏡でも見えます。

ただし、
肉眼では無理でした。
出来るだけ口径の大きな望遠鏡や双眼鏡で
ぜひチャレンジしてみてください。
今夜も天気は良いと思われます。
彗星の位置はアストロアーツのホームページで確認を。
http://www.astroarts.co.jp/special/c2011l4/index-j.shtml
私の機材では写真はとれませんので
彗星の写真がなくてスミマセン。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

往診で車を停めるその足元にスミレ
がんばって咲いていますね。
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★インフルエンザ情報
広島県内では3月11日時点で14校の学級学年閉鎖が出ています。
これまでの数よりかなり減少しています。
卒業式もありましたし、
試験休みがあったりするからでしょうか。
このまま収束に向かうと思いますが、引き続き御用心ください。

桜開花

2013年03月14日  

桜開花のニュースが流れました。
あたたかい日が続きましたものね。

福岡で桜開花…全国で最も早く
読売新聞 3月13日(水)10時19分配信
福岡管区気象台は13日、福岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130313-00000340-yom-soci
平年より10日、昨年より14日早く、同気象台の観測開始(1953年)以来、最も早かった2009年と同じ。
***以下、略

なんだ、福岡の桜か、と思わないでください。
当方のいつもの訪問診療ルートのなかに
桜がすでに満開近い木もあって
とてもきれいです。
ソメイヨシノだけが桜ではない、という
ことなんですけどね。
往診のときにこの桜を見るのも楽しみのひとつです。
往診で市内をあちこち走り回っていると
こうして桜など季節を感じるものに出会えて
うれしいものです。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

最近のマイブームは
三越地下 寿司福の あらだき。
カップ入りで売られています。
写真はカンパチのあらだき。
ほかにタイやハマチなどもあります。
汁は煮こごり状態なので、持ち帰るのに汁がこぼれるようなことはありません。
家に帰って小鍋にうつし、豆腐と水少々を入れて
火にかけると出来上がり。
これで3人分の分量は十分にあります。
これがね、おいしいんですよ。
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★インフルエンザ情報
4週連続で、ほぼ同じくらいの患者数で推移しています。
定点あたり患者数は全国でみると広島県は2番目くらい。
まだまだ御用心ください。
B型患者は減ってはいません。

緩和ケア研修修了医師 1割超える

2013年03月13日 , 

雨ですね。
黄砂や花粉にやられる人にとっては
雨がふると ほっとします。
今日は大丈夫だな、と。
明日からはまた大変なようです。
注意していきましょう。

さて、
在宅で患者を支えていくためには
緩和ケアの知識は必須です。
緩和ケアの基本的知識と考え方を持っていない医師には
在宅医療を担当することは無理です。
痛みや苦しみを軽くしてあげることができないと
家で生活を続けることは出来ませんから。

国は2008年からの がん対策基本法 にて
がん診療に携わるすべての医師が緩和ケア研修を修了することを
目標としてあげました。
昨年9月の時点で、修了医師数は3万6000名を越えました。
医師数がざっくり30万人ですので
1割以上の医師が緩和ケアの基本研修を終えたことになります。
医療介護CBニュース 2013年3月12日
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/39424.html

どの医師が緩和ケアの基本知識を持っているのか。
参考になる情報があります。
広島県内では、1259名の医師が緩和ケア研修会修了しています。
(平成25年1月21日現在)
往診してくれる医師を探したい、
でも、どの医師がよいのか、わからない、
という時には
緩和ケア研修会修了医師リストを参考にしてみてください。
広島県ホームページにて公開されています。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/gan-net/muki-kenshu.html#kenshu06
もちろん、私も受講修了していますよ。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
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***

三越地下の寿司福 いなり
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★インフルエンザ情報
3月11日、広島市では6校の学級閉鎖が出ています。
南区では全校生徒数の20%弱(17.6%)が休校している学校もあります。
まだまだ御用心ください。

オデッセイの新型?

2013年03月12日  

特番やニュースを見ていると
原発震災に対する電力会社の対応はひどいです。
被災者に支払う金は削れるだけ削れ!
という号令が出ているのでしょう。
こんなんじゃ、復興なんかできませんね。

話題を変えてみます。
現在乗っている車は
ホンダ オデッセイ。2代目の前期モデルです。
11年を過ぎ、11万kmを越えていますが、
非常に気に入っており、調子も良いので
買い替える予定はありません。
当方のは3000ccV6エンジンで、
重いエンジンを支えるために足回りが固めにセッティングされていたのですが
10年10万kmを過ぎる頃から足回りが適度にへたってきて
今は乗り心地もバランスも非常に良くなってきています。
買った当初よりも10年後の今の方が良いという状況。
本当に素晴らしい車だと思います。
さすがに小さい故障個所は出てきていますが、
走行にも実用上にも問題ないので
今年も車検を通すつもりです。
もし、「これはいい!」 という車が発売されなければ
買い替えを考えることはまだ当分先になるかもしれません。

先日、
オデッセイの5代目が今年出る、という説を耳にしました。
もし販売されれば試乗もしてみたいとは思っています。

オデッセイについて紹介しておきますと、
オデッセイというのはミニバンという分野を確立した名車です。
スライドドアのワンボックス車が嫌いな人にとって
高い評価を得ています。
デザイン的にも初代からよく考えられていて
初代と2代目はほとんど外見上の差はないくらいです。
2代目のマイナーチェンジ(前期型と後期型の違い)としては
4輪駆動の開始のタイミングくらいです。
前期型はタイヤが3/4回転ほど空転したら後輪に駆動力が
発生する仕様でしたが
後期型は1/4回転の空転で後輪に駆動力が生じます。
まあこの程度の差で、スキー場に行く時でも、
前期型でも全く問題ありません。

3代目からは車高を低くして
ミニバンなのだけれども立体駐車場に入れる、
という設定になりました。
低重心とし、デザインをそのまま扁平にしたわけですね。
4代目は、走行性能をさらに向上させていますが
車体デザインコンセプトは3代目路線そのままです。
この低車高・低重心モデルは、実は初代、2代目のユーザーには不評で
視界が悪い、開放感がない、という評価になります。
オデッセイでガンガン峠道を走りたいわけじゃないので
低重心・低車高にそんなに価値は認めていないのです。
このため
いまだに初代オデッセイもよく街で見かけますし
2代目はオーナーが手放さず、多くの人は大事に乗っています。
整備にはお金をつぎ込んで、大切に大切にしています。
なにしろ代わりになる車が見当たらないのですから。
2代目オーナーが買い換えないものですから
3代目・4代目は初代・2代目に比べると売れず、街で見かける台数は少ないです。

5代目がどういうコンセプトで出てくるのか、
楽しみにしたいと思っています。
7人乗り、4輪駆動。スライドドアは嫌い。
当方の条件を満たしてくれるでしょうか?
車体は大きいので、5代目はハイブリッドでしょうね。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

福屋 全国うまいもの大会は12日まで。
551蓬莱の肉まんは、行列しても買いですねえ。
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とくに新しい情報はありません。

本日は、福島を考える

2013年03月11日  

昨日は、4週間ぶりに仕事のない日曜日。
の はずだったのですが、
一人、在宅での看取りがありまして、
結局 まったくのフリーの日ではありませんでした。
次週からまた休みなしが続きます。
がんばろう!

さて、
今日は、何と言っても東北大震災を考える日でしょう。
テレビでは1週間くらい前から、各局ともシリーズ特番を組んでいます。
被災者の方々は、忘れられることが一番こわいのです。
ぜひ、それぞれの立場で、考えてみてください。

地震について。
私ども医師というのは科学者ですから
「可能性はゼロ」なんていう評価はしませんし、出来ません。
M9の巨大地震が来る可能性はゼロ、とか
○メートルの津浪が来る可能性はゼロとか
そんなことは科学者は言いません。
いろいろな可能性を頭に置いています。
科学が進歩する、というのは
○○の可能性は「どれくらいの確率」であるか、
ということが言えるようになる、ということです。

そういう意味では
原発について
大きな地震はこない、とか
大きな津波は来ない、とか
全電源喪失の事態は考えなくてよい、
と言っていた人たちは厳しく断罪されるべきです。
国会という公の場で、地震・津浪・全電源喪失の可能性を指摘され
そんな心配はない、と公の場で答えているのです。
その責任者は電力会社の社長なわけですが、
いまだに断罪されたという話はありません。
電力会社は今も
活断層を指摘されても
活断層ではない、原発は安全だ、
などと言っています。

福島原発震災については、
報道のインタビューの中で
福島原発からの避難者の方が
「こんなに避難生活が長くなるとは思っていなかった」
という発言を まだ されていました。
家や街並み、あるいは山や田畑は
以前と同じように存在しているように見えるでしょう。
でも、目に見えないけれども、放射線物質に汚染されています。
もう、この先何百年も、人間が住めない場所になったのです。
少なくとも、あなたの子孫4-5代くらいは
すめる場所ではなくなったのです。

あなたや孫・子の世代で
元の家に帰ることは出来ません、と
はっきり伝えてあげることが必要です。
これは、現在の汚染状況と、放射性物質の半減期で計算すれば
はっきりと数値として出してあげることができる話です。
何年後の放射線量はこれくらいである、と。
基準値以下になるのは何年後になる、と。

津浪に襲われた集落も
原発に襲われた集落も
いずれも集団移転をするしかありません。
その集団移転が遅い、というのが問題です。
いまだに仮設住宅にいることがおかしいのであって、
次の段階にうつっていないのが問題なのです。
移転した先で、新たなコミュニティを形成していく。
スピード感をもっておこなっていくことが必要です。

除染作業というのも、ムダです。
砂場や海岸で砂を掘って穴をつくっているようなものです。
掘ったまわりから次々砂が落ちてきます。
掘っても掘っても、キリがないのです。
ある集落で、詳細に放射線測定をやっていた話がありました。
地区全体としては放射線量は減ってきた。
これは時間がすぎ、半減期がすぎれば放射線量は減るので当然です。
しかし、逆に放射線量が増えているエリアがある、と。
山の上の方から、下の谷筋のほうに放射性物質が流れ落ちてきている、
ということです。
当然のことですよね、
雨や風で上から下に物質は運ばれていくのですから。
で、
山の上ではなく、ひらけた谷筋で人は生活をしている。
人が生活する場所が、放射性物質が集まる場所なのです。
いくら除染をしたところで
次から次から、上から放射性物質は流れ落ちてくるのです。
除染作業はムダであり、キリがないのです。
除染に人とお金を投入するのは無駄なことです。
除染をするのではなく、
新たな移転先を確保し新生活をはじめてもらうべきなのです。
シイタケなどは、いまだに放射線基準値を超えており
今後いつになったら出荷できるのか、見込みはありません。
住む、ということについても
働く(農業)、ということについても
当分出来ないという状況は続くのです。

私たちは今回の震災から学ぶことは多いです。
原発についていえば、
住み慣れた場所で自分らしく生活したい、
ということと
原発の誘致は
両立はしない、ということなのです。

住み慣れた場所で自分らしく生活したい、
というのを支えるのが医師としての私どもの仕事です。
原発への立ち位置はどうあるべきか、
明確なのです。

***
市民公開講演会のお知らせです。
とき:  3月17日(日)13:30
ところ: 広島市中区吉島公民館3階大集会室
講師:  産業医科大学 平岡晃 医師
タイトル: 癌になっても生きる・働く
参加無料、申し込み先着160名
申込みはメールまたはFAXで
info@origuchi-naika.jp
FAX:082-241-6856
***

福屋 全国うまいもの大会 キムカツサンド
http://www.fukuya-dept.co.jp/etc/hon_umaimono64kai.html
見た目よりボリュームもあって、おなかいっぱいになります。
P1010369.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

082-241-6836(代表)

和平会・診療についてのお問い合わせはこちら
平日午後(診療時間内14:30~18:00)