高齢者医療 自己負担2割へ
医療立国論 市民公開講演会
もし、このまま自公政権が続けば、来年4月から高齢者の医療費自己負担は2割になります。(現在は暫定措置で1割となっている人の、暫定期間が終了します。)
御存知でしたか?
「都合の悪い情報」は、政治家は語りません。
総選挙では、投票に行きましょう。
1票1票が積み重なって、政治を変えることができるのです。
1983年、きたるべき高齢化社会を見越して
「医療費亡国論」が発表されました。
高齢者が増える、という予測はそのとおりになりましたが、
日本の医療は WHOが世界一と認めるものとなりました。
国民医療費、医師数は先進諸国の最低レベルのままで、これを実現したのです。
日本は、世界の手本となる医療制度を実現していたのです。
しかし、数年前からの小泉改革により「社会保障費の削減」 が断行され、
今も毎年削減が続いています。毎年2200億円の削減です。
社会保障費の削減、というのは、医療費や介護保険費用の削減ということです。
その結果、公立病院の9割が赤字、救急医療の崩壊、
勤務医の過労死・労働基準法違反状態がもたらされているのです。
診療所も、赤字倒産や閉院するところが増えています。
介護保険ヘルパーなどは、ワーキングプアの代表的職種となってきたのです。
同じように医療費抑制政策を開始していた英国でも、やはり医療が崩壊し、
その反省から今では医療費抑制政策をあらため
従来の1.5倍ほどの国民医療費となってきました。
それにともない、医療崩壊から脱出できつつあるのです。
医療は、「 人 」による産業 という側面も持っています。
人件費の比率が非常に高い「産業」なのです。
医療に支払われるお金は、雇用という形で社会の安定・発展に寄与します。
医療費を増やす、というのは、もちろん医療費の自己負担金を増やすのではなく、
国からの支出を増やすということが必要なのです。
医療崩壊は、国民に不安を与え、けっして安心は生まれません。
医療再生しなければ、安心した老後はおくれません。
老後の安心が保証されなければ、青壮年期も安心して生活できません。
医療立国論:崩壊から再生へ
講師:大村 昭人先生
(帝京大学医療技術学部長・医学部名誉教授)
日時:6月21日(日)14-16時
会場:広島国際会議場 地下2階ダリア
参加費:無料。
申込:082-262-5424(当日参加も可)
新型北米インフルH1N1は、山口県、徳島県で患者確認。いずれも米国帰り。
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